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新陳代謝が進まず高齢化?オワコン高級住宅街トップ3。田園調布が2位

 間もなく引っ越しシーズンが到来。「住みたい街」上位に飛びつくよりも、「住みたくない街」を回避するのが賢明だ。さまざまな観点のランキングを参考に、快適な住まいを探すのだ! 今回は、住むとヤバい高級住宅街について専門家に聞いてきた。

オワコン高級住宅街第1位は…

 東京の“ハイソ”な各街を舞台にした物語を描く「タワマン文学」作家の窓際三等兵氏と、街を知り尽くす不動産ブローカーDJあかい氏。“もはやオワコン高級住宅街”として1位に選んだのが成城学園前だ。

※画像はイメージです

「近年の職住近接の流れに取り残された街で、住民の新陳代謝が滞っている印象。将来性に不安を抱きます」(窓際氏) 「高齢化した住民は、在宅時間が長くなり、近隣の公園や保育園といった子育て施設への苦情を言いがち」(あかい氏)

芸能人が愛した高級住宅街も今は…

 2位は多くの芸能人が愛した高級住宅街、田園調布。
東京[住むとヤバい街]ランキング

町並みは美しいが利便性に劣るのが難
渋沢栄一が「理想的な住宅地」を目指して開発した街も廃れ行く運命か……

「『田園調布憲章』という家造りの独自ルールがあり、街並みが美しく保たれてる一方で、新参者にはハードルが高くなっている印象。高級住宅街ではあるが買い物利便性に劣り、百貨店の外商を利用するのが前提ですよね」(あかい氏) 「さしずめ昭和の成功者が住んだ街。ランキングは選外となりましたが、郊外版の田園調布が『あざみ野』ではないかと個人的に思ってます。どちらの街も住民の意識は高いけど、今どきのイケてるパワーカップルが指名買いする街では、ほぼないですよね」(窓際氏)
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これならタワマン最上階の方がマシ
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