物価の安いタイで総額1000万円以上を散財した買春おじさんの顛末
フレンドリーな国民性から“微笑みの国”と賞賛されるタイ。その一方で、バンコクは“廃都”と揶揄されることもある。この街では、毎夜のように疑似恋愛が繰り返され、なかには借金するまで女に貢いでしまい、破滅の道を辿ってしまう日本人も……。
現在、私はそんなバンコクに住んでいる。ここで遣ったお金の総額は1000万円以上。今宵は、そんな悲しくも愛おしい日本人の仲間入りを果たしてしまった私の過去の実体験を語りたいと思う。
はじめてバンコクを訪れたのが14年前。某旅行会社の店頭に置かれていたパンフレットの“微笑みの国”というキャッチコピーにひと目惚れしてバンコク行きを決めた。そもそも、初の海外旅行がタイだった。その衝撃的な光景が、いまでも鮮明に思い出される。
ドンムアン空港から市街地に向かうバスの車窓から見える妖艶な街並み。直感で「あれ、なんかおかしいな」といったエロレーダーがビンビンと反応していた。
どこを見渡しても怪しいネオン一色。大通りにある店の軒先には、セクシーな格好をしたお姉さんたちが気怠そうに腰掛けている。また、動物園でしか見たことのない象までウロウロしていた。そんな奇妙で面白いアジアの魅力に一瞬で取り憑かれてしまったのだ。
街をさまよっているうちに、アソークプラザという場所に辿り着いた。それが運命だったのかもしれない。偶然にも立ち寄ったお店で驚くような性的サービスを受けた(笑)。タイと言えば「微笑みの国」「お釈迦さま」というパンフレットの健全なイメージは消え去っていった。とはいえ、感動を覚えた私は、それからタイに数え切れないほど足を運ぶようになったのだ。
まさに“性のカーニバル”とも呼べるバンコクのメインステージはナナプラザだった。常に500人以上の女のコで賑わっている。そこは、まるでクラブのように大音量の音楽が流れ、水着姿の美女がポールダンスで腰をクネクネさせている異様な場所だ。
それは突然の出来事だった。「G」という店では、“29番”の番号札を付けている女のコが、スター選手(看板娘)だと言われていた。当時、エースナンバーを背負っていたのはプラという名前の女のコ。彼女の美しさに惚れた……。
いかがわしい店では、ぶっちゃけ女のコをカネで買う男も多かった。しかし、私のポリシーとしては、コヨーテダンサーやドアガールなど、“カネでは買えない娘”たちと知り合い、仲良くなり、自然な流れで夜を共にする……ということにステータスを感じていた。
「どうしてもエースを落としたい!」
それは挑戦にも近かったと思う。幾度となく通い、プレゼントなどを渡しているうちに、店外で会う機会も増えていった。プラちゃんを独り占めしたかった。誰もが羨むエースナンバー“29”。
だが、それだけではなく、彼女のタイスマイルと気立ての良さに気付いてからは、本気で惹かれていったのだ。
プラちゃんも私が遊びではなく、本気であるとわかってくれたのだろう。ある夜、彼女を連れてホテルまで帰った。そこで、サイアムパラゴンで購入したシャネルのネックレスを枕下へ隠してサプライズ告白をした。彼女は涙を流しながらこう言った。
「ティーラック……」
タイ語で“恋人”を意味する言葉。つまり、僕らの交際が正式にスタートしたのだった。

タイ女性にハマってしまい破滅の道を辿った男の顛末

ナナプラザの店でエースナンバーを背負う“彼女”との出会い

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