セルフロウリュが可能なサウナを新設。「スパラクーア」の本気度を実地検証
アフター5は飲み屋でなくサウナに行くのが、流行のようです。それは我がSPA!編集部もご多分に漏れず、サウナ部員の数はひっそりと増え続けております。
「誌名(スパ)どおり、温浴施設専門誌にすべし!」と内ゲバを目論む部員たちのガス抜きが狙いかどうかはわかりませんが、「俺のサウナ」が3度目の登場です。
「おっさんの裸は見たくない」というお怒りはごもっともですが、本格的な忘年会シーズンが到来する前の少しの期間、お付き合いください。
さて。記念すべき“シーズン3”の第1回は、本年度の「サウナ業界重大事件」1位がほぼ確実視されている「『ラクーア』の大規模リニューアル」がテーマです。’03年5月の開業以来、すでに“都内No.1サウナ”の呼び声も高かった「スパラクーア」が、1か月の長期にわたる改装工事を実施したのですから、ただごとではありません。早速、リニューアル後の同地へ向かうことにしました。
内装からサービスの拡充まで、全面的な改装が施された「スパラクーア」。「俺のサウナ」的な注目ポイントは、やはり露天エリアに新設されたフィンランドサウナ「コメア」。縦長の室内下部にしつらえてあるサウナストーンに、利用客がアロマ水をかけること(セルフロウリュ)が可能なのです。
明かりは足元の間接照明のみで無音。薄明かりの静寂な空間の中、ジューッと水の蒸発する音とともに、天井から熱が降り注いでくる――本場フィンランドのサウナは“森の教会”とも例えられますが、その世界観をまるごと導入したところに、同施設のサウナ愛を感じずにはいられません。
これまで高温、テレビ観戦のできる中高温、アウフグース(アロマオイルのロウリュ、熱波師がタオルで熱風を送る)と、三種のサウナを味わえるだけでも十分のところに、この「コメア」が加わったことで、「スパラクーア」の醍醐味、“サウナ回遊”のバリエーションは無限に広がります。
14時から21時までに計5回。都内最多回数(編集部調べ)を誇るアウフグースの開催時間から逆算し、1時間前に浴場へ。高温サウナ&水風呂を2セットこなし、外気浴。その後、新設フィンランドサウナ「コメア」で安息の時を過ごしたのち、アウフグースが行われる中高温サウナ「ヴィルデンシュタイン」に突入します。
すでに室内には、裸の男たちが決意を込めた表情で鎮座。熱波師の前口上に拍手で応えます。大きめのひしゃくに注がれたアロマオイル計8杯を、カラッカラに熱せられた焼け石が丸ごとのみ込み、熱を大量放出。「スパラクーア」のアウフグース、特に最上段はかなりのハード設定です。
サウナ回遊は無限のバリエーション
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【スパ ラクーア】
住:文京区春日1-1-1 東京ドームシティLaQua 5~9F(フロントは6F)
電:03-3817-4173
営:11時~翌9時
料:2850円(大人) 館内の食事、サービス等はキャッシュレスで利用可能。その他詳細はHP(https://www.laqua.jp/spa)を参照ください。
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