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依存症になりやすい人の特徴 他人に頼れない人は要注意

「依存症の人は、それしか依存するものがないのが問題。趣味を増やす、会社や家庭以外にコミュニティをつくるなど、依存先を複数持って分散させることが大事」と指摘するのは杉山氏だ。  また、「他人からの承認で自己肯定感を得るのではなく、『今の自分でいいんだ』と受け入れる“自己受容”も、よりよく生きていくための大切なプロセスです」という斉藤氏の助言も重要だろう。  人の目や評価に振り回されては、依存の原因になるストレスや不安を同時に抱え込んでしまう。私たち現代人は、時に他人の視線や気持ちに鈍感になるくらいがちょうどいいのかもしれない。 【斉藤章佳氏】 精神保健福祉士・社会福祉士。大森榎本クリニックでソーシャルワーカーとしてさまざまな依存症治療に携わる。著書に『男が痴漢になる理由』(イースト・プレス) 【杉山 崇氏】 心理学者、神奈川大学人間科学部教授。専門は臨床心理学、応用社会心理学、産業心理学など。著書に『ウルトラ不倫学』(主婦の友社) 取材・文/青山由佳 加藤カジカ 高島昌俊 姫野ケイ 古澤誠一郎 福田裕介(本誌) アンケート協力/エコンテ ― 急増する[新型依存症]が危ない ―
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