「私も一杯いただいていいですかぁ?」おねだりキャバクラ嬢の“アルコール飲んだふり”を一発で見抜く方法
男同士で飲んだ2軒目にノリと勢いだけでキャバクラに入店。ドリンクを何杯も飲ませているのに、なかなかキャバ嬢が酔わないという経験はないだろうか。
結論から言おう。
この理由は、キャバ嬢たちが客にばれないようにノンアルコールドリンクを飲んでいるからである。
では、彼女たちは一体どのようにして客の目を欺いているのか。都内の繁華街で働く現役のキャバ嬢11人に、その方法をすべてバラしてもらった。
「黒服にドリンク名を伝えるとき、『ウーロン“ハイ”』と言えば普通にウーロンハイが出てきますが、『ウーロン“割り”』と言うとウーロン茶になります。ジャスミンハイや緑茶ハイなどを頼む場合も同様」(御徒町“M”勤務・21歳)
店によっては、“ハイ”と“割り”が逆の場合もあるとのこと。他のキャストの注文にも耳を傾ければ、その欺瞞に気づくことができるだろう。
ドリンクを注文する際、ポストイットやメモ紙に書いて黒服に手渡す店もある。この場合は、書き方に注目してほしい。
「ドリンク名の前に○(丸マーク)を付けると、ノンアルの印」(五反田“A”勤務・31歳)
「自分が飲みすぎていると感じたら、ポストイットの端に星マークやハートマークを付けてノンアルを頼みます」(渋谷“S”勤務・20歳)
席に着くキャバ嬢たちが複数色のポストイットを使用していたら、誰かはノンアルコールを頼んでいる可能性が高いと見てよい。
「うちの店はポストイットの色が2種類。水色はアルコール、黄色はノンアルコールに書くことになっています。ちなみに派遣できてるコは水色しか渡されない」(大宮“R”勤務・28歳)
「注文用紙を折りたたんで渡すとノンアルコールが出てくる」(池袋“D”勤務・22歳)
その他、事前に依頼しておくといった声も聞かれた。
「生理痛で痛み止めの薬を飲んでいるときや風邪気味の場合は、開店前に黒服に『今日はノンアルで』と言っておきます。うちの店にはアルコールが一滴も飲めない子もいますが、客は知りません」(湯島“C”勤務・24歳)
「テキーラは、女性の分だけジンジャーエール割りっていう店は結構多い。あらかじめ苦手だと伝えておけば、ジンジャーエールそのままがこっそり渡される」(池袋“L”勤務・21歳)
自らドリンクをねだるにもかかわらずキャバ嬢たちがノンアルコールを頼む理由は、ドリンク1杯につき都度発生する100円~500円程度のキックバック(=ドリンクバック)を得たいからだ。そのため、ドリンクバックが高く設定される店ほど、この裏システムが確立されている。
「うちの店はドリンクバックが1杯ごとに500円ですが、その分みんな時給がすごい低い。ドリンク飲まないと稼げないので、ひたすら(ウーロンハイに見せかけた)ウーロン茶を飲んでいます。たまに飲むスピードが速すぎて怪しまれますが……」(横浜“M”勤務・26歳)
1:「烏龍ハイ」と「烏龍割り」はまったく違う飲み物だった!
2:黒服に渡すポストイットに☆を付けて区別
3:黒服に渡すポストイットの色を変える、折るなどで区別
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