「木綿のハンカチーフ、歌って!」40代おっさんがカラオケで強要する“アイドルソングハラスメント”に20代女子からの不満爆発
12月の忘年会シーズン、2次会がカラオケという会社も多いだろう。
以前、日刊SPA!でも取り上げたが、この時期20代女性の間で不満が続出しているのが、40代、50代の上司からの“アイドルソングの強要”である。(20代OLが『社内飲みカラオケでおっさん上司にドン引する瞬間』――沖縄ソング、「la la la…」を歌いきる、『恋チュン』ダンス強要…)
「イントロが流れた瞬間に『これ、歌って!』と急にマイクを渡され、逃げられない状況で歌わされるパターン。歌う人が決まってないのに勝手に曲を入れんじゃねーよ!」(31歳・出版・港区勤務)
上記の例は、被害者の声のほんの一部。
最新の“アイドルソングハラスメント”の実態はどのようなものか。現役のOLたちの悲痛な叫びに耳を傾けてみた。
「去年はAKB48の『恋するフォーチュンクッキー』を何十回も歌わされましたが、今年はこれという曲が思いつかなかったためか、40代上司が勝手に入れた“シメ”の一曲は『会いたかった』。当時は振り付け含めマスターしていましたが、もはや今はサビ以外歌えない。帰りたかった、YES!というかんじ」(27歳・保険・港区勤務)
「私は学生時代風俗業をやってたので女性性が商品化された市場でのマネタイズには敏感です。AKBを踊る我々20代を見て喜ぶ40代おっさん上司からはカネを取りたい。先日行ったカラオケの鉄人恵比寿店では調子に乗って衣装まで着せられました。オプション料金ですね」(24歳・IT・渋谷区勤務)
さすがに去年で燃え尽きたのか、今年は『恋するフォーチュンクッキー』を歌わされたという声は少ない一方で、数年前に流行した『フライングゲット』『ポニーテールとシュシュ』『ヘビーローテーション』などの人気が再熱。
カラオケの個室ではあらゆる若い女性社員におっさんたちがアイドル性を見出す地獄絵図。それはもはや避けられない運命なのかもしれない。
また、今年は「坂道シリーズ」の欅坂46に対する意見も多く聞かれた。
「去年の紅白歌合戦で欅坂46を知った主任に『サイレントマジョリティ』を入れられました。確かにいい曲なんですが、欅坂46は抑揚があまりないので歌うのはキツい。アイドルだけどキャピキャピ系ではないので、AKB48とは異なり忘年会向きではないということを覚えておいてほしいですね」(29歳・商社・港区勤務)
「去年のナチス風衣装の件に続き、『月曜の朝、スカートを切られた』で話題になった欅坂46。新聞しか読まないおじさんもこの曲のタイトルだけは知っているらしく、彼女たちの世界観を含めて踊るのを強要してきた。たしかにFNS歌謡祭で平井堅とコラボしたダンスが話題になったけど、ここはFNS歌謡祭の会場じゃねーんだよ」(23歳・証券・千代田区勤務)
1:まずは「歌えるでしょ?」と勝手にAKBを入れる
2:おっさんのくせになぜか最新の曲もカバー。欅坂46強要は大不評
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