「友達も彼女もいない自分が結婚するには?」42歳中年童貞の切実過ぎる悩み
あなたも女性との関係で、「線を引き、壁を築いて、安全なところ」にいるという心理が無意識のうちに働いているのだと思います。42歳で定職についているならば、パートナーを見つけることは十分可能です。その際、恋愛至上主義を捨てることが必要です。あなたもあと8年で50歳になります。体力が衰えると、何かをすることが億劫になって、パートナーを探そうとする気力も失せてしまいます。
その場合、「プロの独身」という選択をすることになります。「プロの独身」だと、高齢になって仕事ができなくなり、また、介護が必要になったときに、すべてを自分でしなくてはならなくなります。そこで起きる面倒を削減するためには、有償のサービスを購入しなくてはなりません。「プロの独身」を貫くには、今のうちに生涯でどれくらいのお金がかかるかを計算して、貯金しておく必要があります。
あるいは、結婚紹介所に登録して、結婚相手を探すことです。その場合、相手に離婚歴があり、子供がいても、一緒にやっていくことができると思うならば、躊躇せずに付き合ってみることをお勧めします。人類の長い歴史において、恋愛結婚が主流になったのは最近のことです。
結婚によってセイフティネットをつくるという選択肢もあっていいと思います。あなたが真剣にパートナー探しをするならば、必ず、価値観が一致する相手が出てきます。そして、結果として中年童貞から抜け出すことができます。
●今週の教訓…高学歴童貞を主人公にしたのが『逃げ恥』です
【佐藤優】
’60年生まれ。’85年に同志社大学大学院神学研究科を修了し、外務省入省。在英、在ロ大使館に勤務後、本省国際情報局分析第一課で主任分析官として活躍。’02年に背任容疑で逮捕。『国家の罠』『「ズルさ」のすすめ』『人生の極意』など著書多数
※『佐藤優のインテリジェンス人生相談』は週刊SPA!にて好評連載中’60年生まれ。’85年に同志社大学大学院神学研究科を修了し、外務省入省。在英、在ロ大使館に勤務後、本省国際情報局分析第一課で主任分析官として活躍。’02年に背任容疑で逮捕。『国家の罠』『「ズルさ」のすすめ』『人生の極意』など著書多数
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