BABYMETAL、三吉彩花、松井愛莉…多彩なタレントを輩出するさくら学院の今年の卒業生とは?
●シンガーソングライターとして活動する山出愛子
式の最後には「父兄のみなさんに支えられて、ここまで成長することができました」とステージ真ん中で感謝を述べた後に、マイクをを通さずに「ありがとうございました!」と叫び、深々とお辞儀。そして、ステージ袖に引っ込む前にも、再度深々とお辞儀をして、改めて大きな感謝を伝えていた。
留学、キャスター、シンガーソングライターと、それぞれの道に進む3人の卒業生。歴代の先輩たちに並ぶべく、七転八倒しながら、夢に向かってまっすぐに羽ばたいていく。
取材・文・撮影/森 祐介
2013年度、小学5年生で転入して活動5年目となっていた山出愛子。2016年度には中学2年生ながら生徒会副会長、2017年度は生徒会長を務めた中心メンバーだ。
これまで、ソロのシンガーソングライターとして作詞作曲、グループ外でイベントへの出演もこなしていた彼女。この日も、事務所の先輩であるBEGINの上地等からアドバイスを受けながら、このステージのために作ったという新曲「ひらり ひらり」を披露。卒業後もシンガーソングライターとして活動していくと目標を語っていた。
倉本校長は「前年のイベントで『山出はそつがない』と言ったのを、『えっ!?』と思ったというの聞いて。『新しいことができていないのが一番ダメなんだ』と思う感性は素晴らしい」と賞賛。「スーパーレディー・シンガーソングライターになってください。絶対になれる」と背中を押した。
グループ加入当時はあどけない子どもだった山出が、卒業式では進行をしっかりこなし、ステージ終盤には「あと10分しかないから…」「あと3分だって!」と巻きのジェスチャーをして、指揮を取る頼もしい姿を見せていた。その成長ぶりにほろりと来るファンも多かったようだ。
ちなみに、会場の中野サンプラザロビーには、岡崎百々子の父親で“リアル父兄”の博多華丸から贈られた花があり、多くの父兄たちが写真を撮影していた。
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