「怠けているようで、努力している人がいい」“働き方改革中”のビートたけしが語る理想の働き方。
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先日都内で行われた「WONDA 2018年ブランド戦略発表会」に、同商品CMに出演しているビートたけしが出席、仕事と人生について語った。お笑いから映画まで幅広い分野で活躍する“世界の北野”が考える理想の仕事観とは、いったいどんなものだろうか?
4月上旬にリニューアル発売となったアサヒ飲料の缶コーヒー「ワンダ モーニングショット」「ワンダ 金の微糖」のTVCMに出演中のビートたけし。この日はCM内で共演する、劇団ひとり、ハライチ・澤部佑、オードリー・春日俊彰とともに登壇した。
アサヒ飲料株式会社が実施した<ビジネスパーソン10000人に聞く「ワンダ働き方改革実態調査」>に基づき、トークや大喜利を繰り広げた4人。新CMのコピー「人生楽しんだモン勝ちだ!」をテーマに、仕事、人生観について、笑いを交えて語る。
やはり注目はビートたけし。自らも“働き方改革”を進める時の人の発言に注目が集まった。
「人生を楽しむ秘訣」を問われ、当初は「早めに死ぬ!」「人の不幸を楽しむ!」など、快調に冗談を飛ばしていた。しかし、本題のまとめの際には、「むしろ苦しさも楽しまないと。それが生きている証だよ」と芯の通った声で話す。
「人生は楽しいことばかりじゃないから、素晴らしい」
「魚は泳ぐのが仕事だけど、スイスイ海を進んでも、努力しているとは言われない」
「働いているだけで『一生懸命だね』と褒められるのは人間だけ」と持論を展開。
「けれども『頑張っているね』に喜んでいるうちは、まだダメ。周りからは普通に働く、むしろ怠けているように見えるのに、実は結果を残している。そういう奴の方が、本当に仕事を楽しめているんじゃないかな」
さらにたけしは元・横綱の輪島が記者の集まる稽古総見で練習を見せなかったエピソードを例にこう言った。
「頑張る自分を見せて、報道してもらって、そんなのカッコ悪いじゃんって。で、こそっと裏口から抜けて総見をさぼる代わりに、マラソンをしていた。お相撲さんが長距離を走ること自体が、まずすごいけど、そこは科学的見地に基づいて、見えないところで鍛錬していたんだ」
その姿勢は、いつも飄々としながら芸能・映画の世界で確固たる地位を築いてきた、ビートたけしの人生そのものにも重なるではないか。
「周りに一生懸命を分からせるための、努力は良くない。あいつ遊んでいるなと思っていたら実は努力していた。そう周囲に思わせるような人がいいよ」
重ねて、ビジネスパーソンへのメッセージも付け加えつつ
「私も今月から新しい1歩を頑張っております。ぜひ仕事をください」
と、おちゃらけると会場はどっと沸いた。
話は落ち込んでいるときの解決法にも及ぶ。
「どうせみんな、最後はくたばるんだから、落ち込まない」
逆に少しでも気が沈むと、仕事をしたくなるという。
「100mを30秒で助走する人と9秒で疾走する人。どちらもアリだけど、自分は後者。人生の長さが決まっているなら、激しく働いた方がいい」
ちなみに最近は、時間があれば本の原稿を執筆するそう。「たまに嫌な奴の悪口を書いたりする。ざまあ見やがれと思って」と、ここでも笑いを忘れなかった。
さすがはたけし流の仕事論だが、いきなりマネできない人には、コービーブレイクがおすすめ。多くのビジネスパーソンは気持ちが沈んだときは缶コーヒーを飲むことでリフレッシュしている。「ワンダ働き方改革実態調査」のよるとストレス解消法として、男性は「缶コーヒーを飲む」を挙げた人が最も多く、「午前に行うストレス解消法」で1位(18.3%)、「午後に行うストレス解消法」でも1位(18.1%)を占め、「インターネットをする」「タバコを吸う」などを抑えた。多くのビジネスパーソンに缶コーヒーはストレス解消の切り札として支持されている。
何かと慌ただしい新年度のスタート。缶コーヒーを片手に難関や障害を笑い飛ばしながら、軽やかに乗り越えていく。そんな気持ちで働くことが、新社会人だけでなく全てのビジネスパーソンが学ぶべき“理想の働き方”の第一歩かもしれない。
<取材・文/岡野孝次 撮影/難波雄史>
提供:アサヒ飲料株式会社
ビートたけしも働き方改革中!?
「頑張っているね」は褒め言葉じゃない
努力している姿は見せない
くたばるまで、落ち込まない
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