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全国270万人の男が悩む「腟内射精障害」改善のために生まれたスペシャルTENGA

 十数年にわたって世の男性のシングル・ナイトライフを支えてきてくれたTENGAが一昨年、新たな会社を設立したことをご存じだろうか。「(株)TENGAヘルスケア」と銘打たれたこのグループ会社は、これまでの“気持ちよさ”を追求したTENGAとは一線を画し、医療・福祉・教育分野を強化するために設立された会社だ。

 実は、日本人男性にとって昨今、腟内で射精できない「腟内射精障害」が大きな問題になりかけている。推計患者数は全国で270万人もいると言われおり、それによって男性不妊症やパートナーとの不和が生まれてしまう。腟内射精障害になる大きな原因は、やはり青年期から間違ったマスターベーションに慣れてしまうこと。床にこすりつけたり、ペニスを強く握るなどを繰り返した結果、性感帯が鈍感になってしまうのだ。

 そんな腟内射精障害の改善のため、自宅で気持ちよくトレーニングしてもらおうと生み出されたのが、TENGAヘルスケアから発売された「メンズトレーニングカップ(MEN’S TRAINING CUP)」。内部素材の硬さが異なる5タイプを段階的に分けて使うことで、適正な刺激に慣れていくという意図があるという。

 そして、なぜこのような製品が生まれたかというと、「TENGAヘルスケア」の役員を務める佐藤雅信氏自身が、腟内射精障害で悩む患者の一人だったからだ。

「TENGAヘルスケア」の役員代表、佐藤雅信氏

「僕の場合、最初に障害を自覚したのは初体験のときでした。何度やっても射精できず、『相手が違えば変わるかな?』と思って風俗店にも通いましたが、それでも射精できなかったんです。そのときは腟内射精障害という言葉も知らず、ただ途方にくれました。『自分はセックスを一生楽しめない、オナニー野郎なんだ』と。ちゃんと障害だと自覚したのは、泌尿器科医である小堀善友先生と仕事をご一緒したときです。自分の身の上話をしたら、『それは障害だと思う』と言われ、すぐ診察してもらうと、案の定そうでした」

 振り返ってみると、佐藤氏もやはり少年期から刺激の強いマスターベーションに慣れている一人だった。

「私の場合、少年期から高圧のシャワーを使うなど強い刺激のマスターベーションに慣れてしまっていたんです。さらに、二十歳の頃に包茎手術を受けたのですが、それによってペニスの性感帯の一部が失われた状態でした。小堀先生も思わず『気の毒なペニスだね……』と、こぼすような状態で、相談のうえで、既存のTENGA製品を使ったリハビリをすることにしたんです」

 以来、既婚者である佐藤氏はパートナーの理解のもと、既存のTENGA製品を使ったリハビリに取り組んだ。しかし、なかなか改善はしなかったという。

「一番頭を悩ませたのは、やはり子作りです。腟内で射精できない私は、自分一人で射精寸前にもっていった後に妻に挿入、射精することでようやく妊娠することできましたが、世の中のカップルの中にはどうしてもそれで不和になる人たちがいるはずです。多くの人は『自然な子作りとはセックスの流れで射精する、腟内射精によるものだ』という固定観念がありますから。また、独身の方でもセックスをしても射精できずにパートナーと気まずくなってしまうのがイヤになり、恋愛に対して消極的になってしまうことがあると思います。そしてそれは、密かに男性の既婚率や出生率を下げる原因になっているのではないかと」

 そうした懸命なリハビリを続けた結果、少しずつだが改善してきたという。すると、佐藤氏の胸のうちに、「もっと男性機能を改善、トレーニングすることに特化したTENGAを作るべきじゃないか」という思いが芽生えてきたそうだ。

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腟内射精障害の治療は難しい

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