映画「レディ・プレイヤー1」で予測する日本の未来<コラムニスト木村和久>
④仮想空間
仮想空間のゲームはすでに沢山で回っており、それとVRが合体して人類のほとんどがゴーグルで、ゲームをやっている姿は笑えました。でもすでにネットゲ廃人と言われている人は沢山いるわけで、全人類が仮想空間ゲームに夢中はちょっとあり得ないです。特に女性はさほど、はまらないと思いますけど。
ただ仮想空間は飛躍的にパワーアップして、さながら自分がそこにいるような感覚になるんじゃないですか。そんなわけで、リアルを求めるならこれです。
⑤セックス
映画では、疑似的な性描写は描かれていましたが、残念なのが映画に「TENGA2045」モデルが登場してないことです。スピルバーグはリサーチ不足やないか。こっちの世界は日本が一歩リードしています。すでに20年ぐらい先をいってるかもしれません。アンドロイド美女の局部に「TENGA2045」を搭載したら完璧ですねって、そういうことか~。
⑥仮想通貨
我々が仮想通貨=値上がり、ぼろ儲けという構図を勝手に描いているから、本質をついてないと思うんです。仮想通貨をポイントいう言葉に置き換えたら、すでに大分前から流通しているじゃないですか。
ポイントは換金できませんが、マイルで飛行機に乗れます。すでに何回もマイル旅行をしています。素晴らしいシステムだと思います。要するに、仮想通貨は換金できるポイントだと思えばいいのです。あとは相場の安定です。実態のないものが、値上がりするってありえません。相場が安定した方が使用者が増えるんじゃないですかね。
映画では仮想空間のチャージ料金未払い者が捕まって仮想空間の牢獄に入れられ、強制労働するシーンが描かれています。仮想空間の強制労働なら、人権問題にならないのか? うまいこと考えましたなあ。
とまあ妄想はつきませぬが、近い未来が素晴らしきことを祈ります。「レディ・プレーヤー1」は、無性にまた見たくなる映画です。たぶん情報量が多いから1回で処理できないからでしょう。機会があれば、また観るつもりです。トレンドを読み解くコラムニストとして数々のベストセラーを上梓。ゴルフやキャバクラにも通じる、大人の遊び人。現在は日本株を中心としたデイトレードにも挑戦。著書に『50歳からのかろやか人生』
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