人生どん底の43歳が、畑違いの転職先で大成功できた理由
配属されたのは畑違いの宣伝部署。当時は鹿毛さんを含め3人の小さな部署で、明らかに社内でもサブ的な位置にいたという。
「僕は転職したときに決めたことが3つあります。①拾ってもらった会社を好きになる。②言い訳を絶対にしない。③自分よりも優秀な人に会う。だから、小さな宣伝部といって予算や経験がないことを言い訳にせず、とりあえずやってみることを大切にした。自分は一・五流で、一流の人に仕事を託せば、結果はついてくると考え、がむしゃらに働きましたね。今もそうですが、仕事が趣味。休んだ記憶がありません」
結果、’11年には手がけた作品がCM好感度ランキング総合1位を獲得。同社のシェア拡大に貢献し、今は執行役として辣腕をふるう。57歳の今も現場に立つ鹿毛康司さん。この衰えないバイタリティこそ“勝ち組50代”の証しなのかもしれない。
【エステー 鹿毛康司】
執行役・エグゼクティブ・クリエイティブディレクター。ミゲルくんや西川貴教さんを起用した同社の人気CMを手がける。著書に『愛されるアイデアのつくり方』(WAVE出版)がある
― 負け組50代になる人の特徴 ―

―[負け組50代になる人の特徴]―
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