真夏のゴキブリが恋のキューピッドに!? 僕が深田恭子似の彼女と付き合えた理由
絶世の美女と付き合ってみたい。そう願ったところで、平凡な自分にとっては高嶺の花か……と諦めてしまう人がほとんどではないか。とはいえ、街を見渡せば意外なほど美女と歩いている“普通”な男性が多いことに気づく。彼らはいかにして成功したのか。
一般企業でヒラ社員として働き、どこにでもいる見た目の小林潤一さん(仮名・30代)は、女優の深田恭子似の美女と付き合っている。なんと、そのきっかけは、夏になると増殖する黒光りしたアイツ!?
小林さんは、あるとき友人に誘われた食事会で衝撃的な出会いを果たした。女優の深田恭子似で小柄な……まさに、理想のタイプそのものであるSさん(仮名・24歳・カフェ店員)にひと目惚れをしてしまったのだ。
「絶対になんとしてもお付き合いしたいと思って、一生懸命話しかけてLINE交換することに成功したんです。狂喜乱舞で家に帰って、なんて送ろうか考えていたら朝になっていました(笑)」
しかしその後、何度かLINEをしてみたが、あまり反応は良くなかったそうだ。それもそのはず、Sさんには彼氏がいたのだ。
「彼女から『私、彼氏がいるので。こんなやり取りは小林さんにとって時間の無駄だと思いますよ』って返信がきたときは、かなり落ち込みましたね。僕としては運命的な出会いでも、彼女めちゃくちゃカワイイし、そりゃ彼氏がいて当然だなって。僕なんかよりいい男からしょっちゅう言い寄られてるだろうから仕方ないか、と自分に言い聞かせて諦めようとしました」
それからはLINEを送ることもひかえて、なんとか忘れるようにしていた。だが、その10日後に思いがけず向こうから連絡が入る。
「深夜の2時頃うつらうつらしてたら、なんと彼女からLINEがきたんですよ。思わず飛び起きてしまいました。すると『お願い! 今すぐ助けに来てくれませんか?』なんて書いてあるので、すぐに電話してどうしたのか聞いてみたんですけど……泣きながら『今すぐ来て欲しい』の一点張りなので、いまいち要領を得ない。とりあえず住所を聞いて、タクシーで駆けつけました」
言われた住所に到着すると、マンションの廊下に部屋着姿ですっぴんの彼女が泣きながら佇んでいた。なにがあったのか。慌てて駆け寄ってみると、Sさんがポツリとつぶやいた。
「部屋に……ゴキブリが出たの……」
彼女は、北海道出身で地元では1度もゴキブリを見たことがなかったらしい。上京して初めて住んだマンションには運良くゴキブリは出現せず、平和に暮らしていた。最近、引っ越してきたばかりだったというが……。
「彼女のマンション、1階が飲食店なんですよ。おまけに8月の暑い最中で……ゴキブリがよく出る季節ですしね。まぁ、そんなのなんてことないよってササッとゴキブリ退治してあげたらものすごく感謝されて、僕的にはラッキー! という感じでした」
僕が深田恭子似の彼女と付き合えた理由

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漫画家。『アックス』や奥様向け実話漫画誌を中心に活動中。好きなプロレスラーは棚橋弘至。著書『女ヒエラルキー底辺少女』(青林工藝舎)が映画化。
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