猛暑の中、ホームレスの「炊き出し」に密着してみた
次に向かったのは新宿の東京都庁。第二庁舎の横で17時からカレーの炊き出しがあるという。150食限定らしく、開始30分前には200人ほどの行列がすでにできている。観察していると1時間ほど並べばゲットできそうだ。
結果として、大量のパンとカレーでボリューム的には十分な食料が炊き出しで得られる。しかし、気温35℃を超す猛暑の中で列をなして1時間近く待つのは正直言ってかなりしんどいのも事実……。文字どおり、“最後の手段”として頭に入れておくのは悪くなさそうだ。
【ライター・イラストレーター 村田らむ】
潜入取材や体験取材を数多くこなすライター。なかでもホームレスをテーマにした著書多数。最新刊『樹海考』(晶文社)が発売中
― [ドケチ節約]甲子園 ―
―[[ドケチ節約]甲子園]―
1
2
この特集の前回記事
【関連キーワードから記事を探す】
「路上で石を売っていた」元芸人が、100人のホームレスを取材するまで
某著名人の家を追い出され、ホームレスになった元格闘家。ネットカフェや路上で寝る毎日
歌舞伎町の路上で暮らす27歳女性。YouTubeで有名になったが、稼ぎは「全部溶けちゃう」
DV家族に家を追い出され、精神疾患のため仕事にも就けない…ホームレス生活を送る27歳女性の思い
ネットカフェに寝泊まりする40代フリーター。お金も家もないが「生活には困らない」わけ