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激安!個人経営の居酒屋・人気ランキング 1位の店は750円でベロベロになれる!?

 ドリンクは、生ビールが大中小あり、それぞれ大が3枚(360円)、中が2枚(240円)、小が1枚(120円)。しかし、大を選んでもサイズは小さめの中ジョッキなので、焼酎もそこそこ入って240円という破格の「ホッピーセット」を。お代わりの焼酎中身も120円と異常な安さだ。
ピーマンの肉詰め 120円

ピーマンの肉詰め 120円

 ツマミは柿ピーから焼きそば、ピザ、刺し身、肉豆腐などバラエティ豊か。取材した日はツマミというよりも家庭料理的なものが多かったが、日によってメニューが異なるもよう。まずは、「ポテトサラダ」(120円)と「ピーマンの肉詰め」(120円)を注文。「ピーマン」と書いてあるが、パプリカにギッシリと肉が詰まった大型版。ポテサラはワンプレートに盛られたものを頼んだが、自分たちで盛るサラダバーもあった。「肉豆腐」(120円)は量はかなり多いが味は薄めだった。
生のサンマ

無造作に生のサンマが置かれていた。注文すると厨房で焼いてくれる。大根おろしつき

 チケットを消費するため、さらに「北海道産さんま」を。丸々一尾の塩焼きに大根おろしまでついてきた。
さんま塩焼き 120円

さんま塩焼き 120円

 さらに、締めの「カレーライス」をオーダー。もちろんどちらも120円だ。カレーはひと口サイズなんてこともなく、ルウもご飯も普通に1人前。これだけ頼んでもまだチケットは9枚しか減っていない。さらに、10枚消費しても1200円のため、12枚消費しなければ今回の予算の1500円に近づかない。というわけでチケット2枚(240円)の「刺し身」を注文。マグロ・サーモン・ホタテの3種類入った、スーパーで買えば400円から500円を下らないものが出てきた。  残りの1枚(120円)は、日本酒の八海山(120円)を飲み干し、なんとか1440円。正直この店、せんべろどころか、1500円の半分、750円でベロベロになれることを確信。驚異の安価で酔える個人経営店は多く存在する。初めは戸惑うかもしれないが、勇気を出して入って損はない。 ●個人経営居酒屋飲みのコツ 1 常連客を最優先して謙虚な気持ちで飲む 2 空いている時間を狙ってスムーズに注文をする 3 赤字覚悟のメニューを見極めてオーダーする  初心者が個人経営居酒屋に一見で入るときのコツは「お店は一見さんよりも常連客を大切にします。なので謙虚な気持ちで飲みましょう」(飲食専門ライター・塩見なゆ氏)とのこと。初めてのお店でチェーン居酒屋のように大きな声で店員を呼び止めたりするのは、控えたほうがよさそうだ。  では注文の際はどうか? 「赤字覚悟のメニューが目立つように書かれているので、そこから攻めましょう」(酒場ライター・パリッコ氏) <SHOWA、1500円でこれだけ注文できる!> ホッピーセット 240円+焼酎中身120円×2杯 八海山 120円 ポテトサラダ 120円 ピーマンの肉詰め 120円 カレーライス 120円 肉豆腐 120円 さんま塩焼き 120円 合計 1200円(チケット10枚分) +刺し身240円で 合計 1440円(税込み) 【塩見なゆ氏】 飲食専門ライター。酒場に恋をして年間2000軒をはしご酒する。幼い頃より中央線沿線の飲み屋を連れ回され、物書きの大人と瓶ビールに囲まれて成長した。『せんべろ酒場ぶらり巡礼』を監修 【パリッコ氏】 酒場ライター。酒好きが高じて、雑誌、Webなどの媒体で居酒屋に関する記事を多数執筆中。ほかにDJ、トラックメイカー、漫画家としても活躍中。著書に『酒場っ子』『晩酌百景』『酒の穴』など ―1500円でべろべろに酔う―
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