恋愛・結婚

「合コンからの初デート」でソッコー愛想を尽かされる男はなにがいけなかったのか?

合コン

ポジティブすぎる男性と警戒する女性

 そもそも男性は女性に対してポジティブに物事を捉えられるようにできています。この傾向は会員さんにもよく伝えていて、最近、新規の面談で私から相談者さんへサプライズワークを行っています。  すべてお話が終わったあとに相談者の男性に私が、「ところで〇〇さん。今度プライベートで2人でご飯しませんか?」とお誘いしてみます。たいていの人はビックリして「もちろん」っと言ってくれます。そのときにどう感じたかを聞くまでがワークです。  サプライズなので、男性相談者さんは本当に誘われたと感じるわけですが、その際の感情をフィードバックしてもらうのです。  多くの男性は、私がなんらかの特別な気持ちがあるかもしれないと感じます。また、素直に嬉しいという方や「あわよくばイケるかも?」という感情に似た気持ちが一瞬沸くという方もいました。結婚している私に誘われても男性は、「イケるかも」と感じるのです。  そのくらい女性に対してポジティブな男性とは逆に、女性は自分を守るためにも警戒心を持っているので、男性に対してネガティブな判断をすることが多いです。  綾さんの言葉にもあるように、「とりあえずデートしてみる」という意識で一度、2人で食事へ行く女性は少なくありません。これは動物的本能で、男性は自分の遺伝子をより多くの女性に撒きたいという本能が働き、女性は一つしかない子宮により強い一つの遺伝子しか入れたくないという本能が働きます。  友人の例を見ると、2人とも「誘われたから行ってみた」という感覚が強く出ていて、まだ心を許したわけでなく、一定の警戒心が伺えました。何より私が男性に問いたいのは「なぜ合コンからすぐにデートという選択肢を提案するのか?」ということです。

まずは警戒心を解くことに男は注力すべき

 恋愛結婚のきっかけの多くは、「学生時代からのお付き合い」と「職場恋愛」からです。なぜこの2つのパターンが今でも多いのかというと、そばに第三者の影響力があるからだと考えられます。  合コンや飲み会での出会いが多い方には、まず3回は同じようなメンバーで飲み会を開くことをお勧めしています。合コンという出会いだからこそ作れるその後のグループデート。複数人の飲み会では、女性の警戒心は確実に下がります。そして、信頼関係を築くうえで大切な接触回数も増やすことができます。  そもそも会う回数が多いほど人は信頼関係を自然と築いていけます。5時間一緒にいる1度のデートよりも、いろんな方法で5回会うほうが確実に仲よくなれるのです。そして、共通の友人が多くでき、共有できる趣味なども作ることができます。  最終的には、同じメンバーで初めて会ったときの印象や思い出なども語れますね。こうして、グループの中で少しずつ自分という人を知ってもらって初めて女性の警戒心はなくなります。  綾さんや瑞穂さんが、一度のデートで彼らを終わらせたいと思った大きな理由はこの警戒心にあります。  女性は警戒心があり、相手を受け入れていない状態のときに、体を触れられたりすると、突然、生理的防御が働いて、「生理的に無理な人」になってしまいます。 デート 逆に女性自身が、相手の男性に好意を持ったときに、肩を触ったり手を握ったりすると、好きという気持ちが湧き出ることはありますが、すべてのベースには信頼関係の構築はかかせません。  まずは最低3回、お相手女性に合わせたかたちで会い、信頼関係を築くこと。そして、相手の女性が警戒心を強めない距離感で安心させること。この2つがとても大切です。  今回の合コンは大失敗に終わり、私は男性陣に少しオブラートに包み、女性との縁はなかったことをお伝えしました。  すると、1人の男性が、「まあ今回は合わなかったってことだな。またよろしく!」と。プライドがあるにせよ、人と環境のせいにするその根性に「女性が湧いて出てくると思うな! もう紹介したくないー!」と伝えましたが、10年以上も付き合いのある男友達なので、心を入れ替えたらまたご紹介するか考えてあげようと思っています。  ぜひとも一つひとつの出会いに意味があることを理解し、女性を幸せにできる男性になってもらいたいです。もちろん、女性も男性を幸せにできる能力も大切ですね。皆さんの幸せな恋愛と結婚を応援しています。
1985年、東京生まれ。アイドル、銀座のホステスなどを経て、現在は恋愛コンサルタントとして結婚したい男女に向けて情報や出会いの場を提供する。「最短成婚成功の秘訣マガジン」をLINEで配信中。公式ホームページ「結婚につながる恋のコンサルタント 山本早織」(Twitterアカウント:@yamamotosaori_
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