中高年の47%が「会社の飲み会」が嫌い。嘘をついて断ることも
会社の飲み会に参加はするが実は苦手という中高年が増えているという。そんなオジサンたちの本音に迫った。
「飲みニケーション」という言葉があるように、日本の企業風土には飲み会を重視する傾向があった。しかし昨今は「仕事とプライベートは別」という風潮や若者の酒離れなどもあって、会社の飲み会文化は若者から敬遠されているという見方がされている。だが、実は最近の若者のほうが会社の飲み会には積極的で、意外にも嫌がっているのは中高年だということがわかってきたのである。
大手電機メーカーで働く川野弘さん(仮名・44歳)は、後輩との飲み会で心に痛手を負い、軽いトラウマになった経験を嘆く。
「俺が常連にしているちょっと有名な焼き鳥屋に30代の後輩が『行きたい店だったんで連れてってください!』なんて言うもんだから、後輩連中も呼んでご馳走したんだ。ところが後日、偶然そいつのツイッターを見つけてしまったんだよ。そこには『まぁ、旨いけどわざわざ行かないね』『うるさくて煙モウモウ。会社の先輩のおごりだったのが救い』だってさ。胸の深いところにグサッと刺さったよ」
では、飲み会を肯定的に捉える20~30代の若手会社員たちは、会社の飲み会をどのように考えているのだろうか。主立った意見を紹介してみよう。
「お酒を飲むといろんな本音が聞けて、普段あまり話さない先輩の意外な趣味や共通点を知ることができるので、楽しいですね」(住宅メーカー・男性・24歳)「普段あまり話せないことでも、お酒の力を借りて言えること」(団体職員・男性・32歳)「社内のいろんなぶっちゃけ話を聞ける」(不動産・女性・28歳)
などなど、飲み会を1つのコミュニケーションツールとして捉え、楽しみながら活用しているようだ。
こうした意識の違いは年代ごとにどのような差があるのか気になるところである。そこでSPA!編集部では、20~50代の会社員や公務員の男女200人を対象にアンケートを実施。日本の社会人の飲み会事情を探った。すると、意外な事実が判明したのである。
20~30代の65%は「嫌いではない」と回答。一方オジサンは?
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