2軍キャンプは大盛り上がり!中日・根尾の”謙虚力”にスター性を見た
―[プロ野球キャンプ2019]―
プロ野球12球団の春季キャンプが1日、始まった。日本ハムの1軍のみアメリカ・アリゾナ州でのスタートだが、3年連続の日本一を狙うソフトバンクや、セ・リーグ3連覇した広島、その広島から主力の丸を獲得し、体制を一新した巨人など計5球団が宮崎県で、昨年の甲子園を沸かせた根尾昂(大阪桐蔭)を獲得した中日、最下位からの巻き返しを図る阪神など、計6球団が沖縄県でそれぞれ始動した。
そんななか、SPA!取材班は、注目度ナンバーワンのルーキー・中日の根尾昂内野手のキャンプ初日に密着しようと、1軍の球場から北に10kmほど行った小さな球場を訪れた。1軍の北谷でスタートする予定だったゴールデンルーキーは、キャンプ開幕前の合同自主トレで右足を痛め、無念の2軍スタートとなったためだ。
注目のルーキーの想定外の2軍スタートに、ドラゴンズの広報担当も「いつもは注目を浴びない球場なので、動線や警備が手薄になっており、ご不便をおかけしてしまうかもしれません」と申し訳なさそう。
球場に着くと、大勢の観客がすでに詰めかけていた。すでに、「NEO 7」の背番号が入ったユニフォーム着たファンもちらほらいる。
その「NEO」のプロのユニフォームを纏った記念すべき初日は、本隊と離れて「別メニュー」の練習となっていた。記者が訪れたときは、室内練習場でバント練習に勤しんでいるようでその姿は見れず。マシン相手の打球音を壁越しに聞こうと記者たちが集まっていることで、”居場所”を確認したほどだ。
一目、根尾の姿を見ようと、室内練習場の隙間を遠目に覗くファン。突如「キャー!」という歓声が起こる。わずかに空いていたドア越しから、マシンにボールを自ら入れていた根尾が、歓声をあげた近所の女子中学生の集団に、律儀にもペコリと会釈をしていた。
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