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中日・根尾、プロ初ノックは暴投スタート/2019プロ野球キャンプドキュメント・初日

 初雪が舞う1月31日、われわれ取材班は沖縄・那覇空港に向かった。今年もひと月におよぶプロ野球のキャンプが始まる。

 2月1日はプロ野球関係者にとって元旦のようなもの。真新しいユニフォームに身を包み、グラウンドに飛び出す選手たちを見ようと、初日は欲張って3球団、4か所を行脚してみた。

午前9時15分:横浜DeNAベイスターズのグランドでは、選手スタッフがお祓いを受けていた。伸び盛りの選手が多いだけに、無病息災で過ごせば2年ぶりのAクラスに返り咲くことは間違いないだろう。

午前10時50分:中日ドラゴンズのキャンプ地、北谷球場に到着。ベイスターズのキャンプ地・宜野湾から北谷までは車でわずか10分ほどの距離。レンタカーでも簡単にアクセスできる。

 球場に着くと売店には長蛇の列。昨年は新天地に移籍してきた松坂大輔の「背番号99タオル」がキャンプ2日目に完売、機会損出に泣いた反省を生かしてか今年は盤石の品揃え。故障のため2軍スタートとなった根尾昂内野手(18=大阪桐蔭)のグッズが飛ぶように売れていた。

 「18は身体の一部」と表現する松坂大輔が、背番号18のユニフォーム姿で元気にアップ。今年はある程度のマイペース調整を任されている様子で、しばらくはブルペンに入らず遠投中心のメニューをこなすという。

 こうなると気になるのは、注目のルーキー根尾のプロ入り初日の様子だ。北谷は早々に切り上げてわれわれは一路、二軍キャンプ地の読谷へ向かった。

 ちなみに一軍と二軍の球場を行き来した我々の取材パスには「北(北谷=一軍)」と「読(読谷=二軍)」の2種類のスタンプが、それぞれの受付で押された。スタンプラリーのようでちょっと嬉しい。

午前11時45分:道中、読谷球場の隣でJリーグ・サガン鳥栖がキャンプ中との情報を得たわれわれは、元スペイン代表のフェルナンド・トーレスの姿をひと目見ようと寄り道してみた。無料開放されていたスタンドには100名ほどのファンの姿が。ダウンを終えたトーレスは帰路のバスに乗る前におよそ10分間、即席サイン会。エル・ニーニョ(神の子)の愛称に違わぬ神対応だった。

午後0時15分:ドラゴンズの二軍キャンプ地までは歩いて数分。同じ敷地の中にあるので、野球とサッカーのハイブリッドファンはダブルで楽しめるスポットだ。お目当ての根尾はトタンで囲われた室内練習場で打撃練習中。故障者扱いのため、自らボールを拾い、自分でマシンに球入れしていた。

 球拾いを終えた根尾は、小走りでサブグランドに移動。次のメニューはノックだ。前日も自主トレでノックは受けていた根尾だが、真新しい背番号7のユニフォーム姿ではプロ初ノック。ところが! 最初のボールを一塁に暴投してしまった根尾。練習後の会見では「(緊張は)ありませんでした」と涼しい顔でコメント。その後は荒木二軍守備コーチが見守る中、無難にゴロをさばき続けた。

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いよいよメイン球場に移動して…

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