恋愛・結婚

ファンと付き合ったアイドルの顛末「私はこうして彼と繋がった」

ファンと裏でつながり、気づけばファンも増え…

 最初は躊躇していたものの、頻繁にLINEしたり、プライベートでご飯に行ったりするようになった。その頻度が増えるにつれ、彼の気持ちにも変化があったという。 「ステージでしか見れない推しより、プライベートで会える干されメンの私が良く見えたのかな(笑)。結局、私に推しを変えてくれました。Aちゃんにも『サエコに推し変する』ってハッキリ言ってくれました。もちろん、裏で繋がってたことも推し変を頼んだことも言わずに。我ながらセコいなぁ~とは思いましたけど、私も私で必死だったんです」  物販の際、彼がサエコさんの列に並ぶようになってから、不思議とファンが増えていった。 「物販の列が過疎ってる子を“助けてあげたい”とか“かわいそうだなぁ~”と並ぶヲタもいれば、多少ファンがいる子の方が良いって人もいるんですよね。しかも彼はヲタ友達が多かったんで、対バンのときは他ユニットのヲタさんが彼と話すついでに、私とチェキを撮るよう促してくれました。あとは、ワンマンライブの個人ノルマにもかなり貢献してくれました」  ライブには毎回訪れ、チェキを何十枚と撮る。プライベートでも高級な焼肉屋に連れて行ってくれたり、薄給な地下アイドルが手を出しにくいブランド物やデパートコスメをプレゼントしてくれたりもした。
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アイドルとファンの関係から、恋人へ発展…

真剣交際に発展、しかし…

 当初はいちファンとして見ていたが、アイドルとしてのサポートも、私生活のサポートもしてくれる彼にだんだん惹かれていく。 「情が生まれてきたんですかね。公私ともに支えてもらって、気がついたら好きになってました。タイプじゃないし、元々ただのヲタだし……って、自分でも認めたくなかったんですけどね。私から告白して付き合うようになりました」  自分の気持ちに気がついたサエコさんから告白し、2人はただの繋がりから恋人同士となる。 「付き合うようになっても現場には来てくれたし……プライベートで会ったときにキスとかするようになったぐらいで、特に大きな変化はなかったかな。でも、むしろ私が彼にゾッコンになっちゃったんです。彼のサポートのおかげもあって、ユニット内で人気も出てきたけど、アイドルとして自分の限界は感じていたし、他にやれる仕事もやりたいこともないから、だんだん彼と結婚したいなって思うようになったんです。  それでユニットを脱退して、芸能界から引退しました。それからはトントン拍子で彼の家に押し掛けて同棲をスタートしました。バイトも始めて毎日御飯作ったり、お風呂洗ったり、刺激はないけど結構楽しかったです」
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いきなり「別れてください」と手紙が
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