みちょぱ、藤田ニコルetc. なぜギャル系タレントたちは交際を隠さないのか
芸能人や有名人の熱愛報道をはじめ、SNS上で交際をほのめかす「匂わせ」などは、ファンならずとも気になるもの。交際を隠す理由としてはイメージダウンのリスクや仕事への影響などが考えられるが、昨今は恋愛を公表するケースも増えている。
“みちょぱ”こと池田美優は、モデルの大倉士門との交際についてテレビ出演時に言及している。藤田ニコルは昨秋に俳優の稲葉友との熱愛が報じられ、先月の新CM発表会で質問が及んだ際には「楽しくやっています」とコメント。また、“ゆきぽよ”こと木村有希は、今夏にシンガーソングライター・プロデューサーのCIMBAとの交際が報じられている。
特にギャル系タレントはメディアで恋愛事情について語る機会が多く、報道されても否定しないことがほとんど。それは、いったいなぜなのか。
プライベートとはいえ、恋愛についても嘘や隠し事をしてしまえば、商品価値が落ちてしまうと堺屋氏は説明する。
「ギャルという人種の根底には、美学として“裏表なくストレートに生きるのがカッコいい”というものがあります。そんなギャルの代表としての自分に使命感をもってメディアに出ている彼女たちにとって、交際を隠す行為は『カッコ悪い』『ダサい』という感覚があるのでしょう」(同)
一般的にアイドルや女優が交際を隠す理由として、“男性ファンの人気を維持するため”という意味合いが考えられる。しかし、ギャル系タレントの場合は事情が少し異なるという。
ギャル系タレントの商品価値は“嘘は言わない”
「ギャル系タレントの売りは、忖度せずに“ハッキリものを言うこと”だと思います。自分に嘘や隠し事があると、発言の切れ味が落ちてしまうので……」 そう語るのは、ギャルカルチャーに詳しいコラムニストの堺屋大地氏。彼女たちには裏表なく、自然体で生きることを“ヨシ”とするマインドが根付いているという。 「たとえば、テレビの食レポで、彼女たちが絶賛したりオススメしたりすると、なぜか説得力がありますよね。“バカだけど嘘は言わない”というパブリックイメージがついているためだと思います。それがテレビ的な意味でのギャル系タレントの“商品価値”とも言えます」(堺屋氏)
交際を隠すなんて「カッコ悪い」「ダサい」
渋谷系ギャル雑誌編集部を経て、フリーランスとして主に雑誌・ WEB の編集や執筆、広告のクリエイティブディレクターとして活躍。日韓クォーター・韓国語留学経験を活かした執筆も手掛ける。Instagram:@happycandybox
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