国民的美少女コンテストで上戸彩と競ったMoecoがチョークアートに目覚めた理由
学生の頃、誰しもいたずら心で黒板に描いたチョークの落書き。それをアートにまで昇華させた「チョークアート」で話題の美女がMoecoだ。なんと彼女は、「国民的美少女コンテスト」出身で上戸彩と同期。美少女からアーティストへと華麗なる変貌を遂げたMoecoが描き出す艶やかな世界とは?
ニューヨークや香港、ソウルで個展を開催するなど世界を股にかけて活躍するチョークアーティスト・Moeco。近年は『林先生が驚く初耳学!』(TBS系)や『ヒルナンデス!』(日本テレビ系)などで取り上げられ注目を集めているが、「国民的美少女コンテスト」出身の彼女が、アートの世界に転身したのは今から9年前のこと。
「芸能界に10代で飛び込み、それから10年。ずっと気を張り詰めていた私の中で、何かが弾けたんです。そんな時、ちょうど目にしたのがチョークアート。ギリギリまで引き絞った弓から矢が放たれるように、ニューヨークに渡って没頭しました」
黒板に描く落書きとは違い、96色のチョークを駆使し、指先で油絵のように塗り込んでいく。
「筆ではなく指で描くので、体温によって絵のニュアンスが変わるんです。自分の肌の温もりが絵に込められていくというか。『鶴の恩返し』で鶴が自分の羽根で機を織っていく姿に似た感覚があります」
2年前からは、女性のエロスをテーマにした「艶画」に取り組んでいる。
「私は華やかな芸能界の『影』の部分をたくさん見てきました。それを黒板に浮かび上がらせたい。金魚もよく描くのですが、それは性を売ることで孤独や痛みを抱えた遊女たちが可愛がっていたという歴史が背景にあります」
6月の描き下ろし個展では「ここまでやっていいのかなというくらい攻めた」と微笑む。どんな女性の光と影が描き出されるのか、期待したい。
【Moeco】
’82年、神戸市生まれ。14歳で第7回「全日本国民的美少女コンテスト」マルチメディア賞受賞。18歳でデビュー(松下萌子名義)し、女優・歌手として活躍した後、’12年にニューヨークに留学。’13年にチョークアーティストとしてデビュー。6月21日(金)~7月6日(土)まで中目黒「MDP GALLERY」にて個展を開催
取材・文/週刊SPA!編集部 撮影/Masayo ヘアメイク/榎本愛子 スタイリング/宮本真倫
※4/23発売の週刊SPA!「今週の顔」より
元国民的美少女・Moecoが[チョークアート]に目覚めた理由
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— Moeco Matsushita (@moesakura1219) 2019年3月25日
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