ちなみに、似たような言葉として「妻と似ているところがある」なーんて言われた女子も、過去に話を聞いたことがあります。 　これはまた意味が全く異なりますが、そもそも言われた女性は嫌悪感や困惑しか抱けません。 　なぜなら妻と不倫相手が似ていたとしても、その語り口には比較が生まれているからです。そしてその比較は、残念ながら妻の方が常に上…と、不倫相手の頭の中では処理されがち。 　とはいえ、同じ人間が好きになる女性のタイプが似ているのは当然です。当然だから男性がこういった不用意な言葉を発してしまうのも分かるのですが、まあ、全男性に言いたいのは、女同士を理由はどうあれ同列に語っても良いことなし！です。 　先日相談してきた女子は、「子どもと仲良くなれそうだよ！」と言われた際、思わず「仲良くなれるかもしれないけど、会うことは今のところないよね」と普通に切り返してしまい、男性側をしょんぼりさせてしまったそうです（笑）。 　ここまで毅然とした態度で出られる子なら、まだ見ていて安心なのですが、やっぱりこの言葉も、ある意味離婚と再婚を間接的に匂わせているだけですから、男のズルさがにじみ出ていますよね。 　心を許しているからこそ、男性も普通に考えておかしい発言をしてしまうのでしょうが、言葉は慎重に丁寧に。そして女と女は同列に扱うべからず。覚えておきましょう。 ＜文／おおしまりえ＞
株式会社フミニティ代表取締役。恋愛ジャーナリスト・キャリアコンサルタント。「働き方と愛し方を知る者は豊かな人生を送ることができる」をモットーに、働き方と恋愛を主なテーマに発信を行う。また、企業向けのマーケティング支援も得意とする。anan、女性自身、現代ビジネスオンラインなどで執筆多数。公式HP「コラムニストおおしまりえオフィシャルサイト」。Twitter：@utena0518