更新日:2023年03月21日 15:55
スポーツ

サッカー引退から13年、中田英寿42歳は何してる? 長すぎる旅の軌跡を追う

現在:サッカー界に帰ってきた中田、彼の人生の旅は続く……

 現在、監督やコーチとしてではないが、国際サッカー連盟(FIFA)の諮問機関である国際サッカー評議会(IFAB)の諮問委員を務めている中田。世界で戦ってきた中田だからこそできる活動と言えるかもしれない。  昨年末、自身がアンバサダーを務める、アスリートの社会貢献活動を表彰する「HEROs AWARD 2018」に登場した中田は、記者の取材に対し、「今後も『これ』ということではなくて、自分がやりたいことは何でもやっていく」と話した。今は、日本の伝統的な文化を世界規模で広めていくことに熱意を持っているようだ。  中田自身は、自分がやっていることに対して、「物をPRするのではなく、文化を外に伝えて、情報を交換していく。それはときにはお酒であり、ときには工芸だったり。モノというのは『コミュニケーションをとるためのツールに過ぎない』ということであり、お互いが相互理解するためのモノであると。それはサッカーをしていた頃と全く変わらない」としている。

 ――もちろん、それでも中田が再びサッカーの表舞台に舞い戻り、日本サッカーのために力を貸してくれる姿を見たいと思っている人も多いだろう。しかし、自身の経験を活かし、考え、行動し、発信していく中田の姿は、現役の頃から変わらない輝きを放っているように思う。  今後、中田はどういった活動を続けていくのか。一人のサッカーファンとして、サッカー界に帰ってくることに期待しながらも、その人生の旅を見守っていきたい。<文/A4studio>
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