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一塁手1位は清原和博。平成最強の内野手ポジション別TOP5

<平成プロ野球「ベストナイン」総選挙・二塁手編>

1位 山田哲人(’11~ヤクルト)182点 2位 菊池涼介(’12~・広島)92点 3位 井口資仁(’97~’17・ダイエーほか)79点 4位 辻発彦(’84~’99・西武ほか)47点 5位 ロバート・ローズ(’93~’03・横浜ほか)36点

トリプルスリーが当たり前というのがそもそもスゴい

 1位は山田哲人。「長打があって走れる。現代的な二塁手」(張本勲)、「トリプルスリーを3回もやったら文句なし」(金本知憲)、「『トリプルスリーをやって当たり前』という目で見られている時点でとんでもない選手。二度と現れないプレーヤーの可能性があります」(赤星憲広)などの評価があった。  巧打者が揃うイメージの強い二塁手というポジション。その印象どおりの2位が菊池涼介だ。 「守備力が素晴らしい。野球のイメージを変えるかのような守備をしている」(立浪和義)、「打球方向に対するあの嗅覚は『スゴい』を飛び越えて『コワい』とさえ思います」(藤田太陽)、「彼より守備のうまい選手は古今東西どこを探してもおらん。広島がこれだけ安定して強いのは、ほかの誰でもない彼が2番にいるおかげ」(江本孟紀)など、守備力を重視する声が多く上がった。  第3位は井口資仁。元チームメイトの松中信彦はこう絶賛する。 「選球眼がすごく良く三振が少なく四球を選べました。守備もうまくて、打球が右に飛んでこようが左に飛んでこようが、うまくさばいていました。盗塁王も獲っているし、セカンドに必要なセンスを十二分に持っていたと思います」

<平成プロ野球「ベストナイン」総選挙・遊撃手編>

1位 松井稼頭央(’94~’18・西武ほか)198点 2位 宮本慎也(’95~’13・ヤクルト)87点 3位 坂本勇人(’07~・巨人)71点 4位 立浪和義(’88~’09・中日)51点 5位 小坂誠(’97~’10・ロッテほか)37点

走攻守揃った松井稼頭央は天才ではなく努力の選手

 走攻守の三拍子が揃った松井稼頭央に票が集中して1位。 「彼の身体能力は天才的。野球選手が欲しいものを全部持っている」(仁志敏久) 「野球選手としてよりも、アスリートとして魅力を感じる選手。彼が後ろを守っている時は、自分の頭上から右側に打球が飛んできた場合、ヘタに獲ろうとせずにグラブを引くようにしていました」(豊田清)  と、天性の才能を評価する声がある一方、「高校時代までは投手で、プロに入ってからショートを守り、スイッチヒッターに転向した。天才ではなく努力の選手です」(西崎幸広)という意見も見られた。  2位は宮本慎也。 「堅実な守備は卓越していた。決して派手さはないが、ボールが飛んだ時に安心できる」(立浪和義) 「守備は堅実でチームに安心感を与える。大雑把な選手が増えたいま、宮本の安定感は評価に値する」(篠塚和典)  など、かつての名手たちからも高い評価を得た。  3位に入ったのは坂本勇人。 「2000本安打はもうすぐ。どこまで記録が伸びるか楽しみ」(赤星憲広) 「打撃で結果を残すとたいていの選手は守備が疎かになりがちだけど、彼に関しては年々うまくなっているというのも高評価の要因」(江本孟紀)。
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三塁手大砲対決の結果は
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平成&令和 プロ野球ベストナイン総選挙

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