「はやぶさ」は小惑星探査機だけじゃない
同じ言葉でも、そこから連想するものは年代や趣味、職業によって違うもの。というわけで、巣鴨のお年寄り、秋葉原のオタク、渋谷のギャルへの街頭取材と、一般的な20~40代男女100人へのアンケートを実施。どんな回答が飛び出すか? そしてアナタの連想は?
Q: はやぶさといえば?
やたらとアキバオタクの食いつきがよかった「はやぶさ」。多くの人が「小惑星探査機のはやぶさ。大気圏突入で燃え尽きてしまう光景は、いま思い出しても切ない」(31歳・男・SE)、「ネットでとにかく話題になり、ニコニコ動画などでみんな一緒に盛り上がったのが思い出深い」(23歳・女・ウェブ制作)など、自分の思い入れやマメ知識をこれでもかと語る。
それがお年寄りになると「宇宙を飛んでたもの」(75歳・男)、「宇宙に行った機械」(72歳・女)と一気に雑な説明に。雑といえば「ワシの種類」(73歳・女)と同じ猛禽類を挙げるならまだしも、「ツバメの仲間」(68歳・男)までくると、けっこうズレてきます。ちなみに鳥のほうはタカ目ハヤブサ科ね。また、大戦中の日本の戦闘機『隼』から連想して「特攻」(70歳・男)つーのも穏やかじゃない。
全体的には探査機か東北新幹線を挙げる人が多かったけど、ギャルには「(東京のあきる野市にある遊園地)サマーランドにあるジェットコースター」(18歳・フリーター)てな声が。それ、’05年で稼働終了したけどね。さらに珍しいところでは「なわとびの技。できたら相当カッケー!」(16歳・高校生)と2重あや跳びの技名を挙げた人も。なにげに通ですな。
イラスト/カネシゲタカシ
― 「◯◯といえば?」で連想するもの大調査【9】 ―
この特集の前回記事
ハッシュタグ