更新日:2023年04月27日 10:04
エンタメ

『モトカレマニア』で話題、ガンバレルーヤ・よしこの軌跡を振り返る。昔はギャルだった!?

相方との喧嘩:年に一度は殴り合い

 不思議な縁に導かれて結成されたガンバレルーヤ。人気芸人となった現在でも、共同生活を続けている2人は、仲の良さが話題となることの多いコンビだ。しかし、実際の暮らしにおいては、ささいなことで険悪になってしまうことも少なくないようで、年に1度は殴り合いの喧嘩になってしまうのだとか。  大阪に住んでいた時代には、コンビ間の決め事であった「冗談でも“解散”という言葉を使わない」という約束を、口論の勢いでよしこが破ったことで、取っ組み合いの喧嘩に発展してしまったという。  また、東京に居を移してからも、2人で入浴中に、まひるが風呂場でおしっこをしたにもかかわらず、「していない」と嘘をついたとして大モメに。しかし両者とも、拳で解決するタイプの人間のようで、ぶつかり合いがあったとしても後腐れなく、元の関係に戻れるそうだ。

チーママ時代:顔を見た客が帰ってしまったことも……

 よしこは下積み時代に介護や引っ越しなど、さまざまな仕事に従事していたという。なかでも、芸人人生に大きな影響を与えたのは、スナックでアルバイトをしたときのチーママ経験なのだとか。当時の状況について、ET-KINGと求人情報サイトのindeedのコラボ楽曲「みんなで、はたらこう!」の特別ドキュメンタリープロモーションビデオに詳しい。
 先輩女芸人からの“スナックで接客をすればトーク力が付く”という助言を受けて、仕事を始めたというよしこ。芸人としての稼ぎがほとんどないなかで、スナックのアルバイトは大きな収入源となっていたようだが、美人とは言えないルックスもあり、チーママとしては苦戦続き。ドアを開けて入ってきた客が、彼女の顔を一目見て、早々に帰ってしまうこともしばしばで、ほとんど開店準備をするだけの従業員に、格下げされてしまったこともあったという。  それでもよしこはめげずに、約5年間働き続け、徐々に常連客にも認められていったという。客前で歌って踊ったことや、共に働くスナックのママから受けたさまざまなアドバイスが、彼女の芸人としての礎となっているようだ。

恩人:テレビで語っても放送されない!?

 ガンバレルーヤが、ブレイクする前にお世話になった芸能界一の恩人として、よく名前を挙げているのが、先輩芸人・たむらけんじだ。  当時はまだ、舞台に出る機会がほとんどなかった2人。たむらが主催するお笑いライブに初めて出してもらった際、たむらから、舞台に出ていないのがもったいないと言われたという。そして、毎週たむらのライブに出演するレギュラーメンバーに選んでもらったのだとか。  他の出演者のネタを舞台袖で見たり、毎週新ネタを作って披露したりと、芸人としてのまたとない機会を得ていたというガンバレルーヤ。また、これをきっかけとして、大阪の深夜番組から声をかけられるようになったそうで、心からたむらに感謝していることを、たびたびテレビ番組で語っているそうだが、放送された番組を見ると、たむらへのコメントがなぜかカットされてしまっているそうだ。  ――さまざまな人生経験を経て、人気芸人の仲間入りをしたガンバレルーヤ・よしこ。視聴者を惹きつけて離さない不思議な魅力を持っているのは、こうした積み重ねのおかげだろう。さらなる活躍を見せること間違いなしの彼女から目が離せない。<文/後藤拓也(A4studio)>
1
2
おすすめ記事