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森田県知事の“なんもしない”政治スタイル。登庁して3分で帰ることも…

災害対策本部を放り出し自宅周辺を「私的視察」で非難殺到!

森田健作

森田健作千葉県知事

「これが私の政治スタイルなんです!」  伝説の青春ドラマ『おれは男だ!』を知る世代には質実剛健なイメージが強いそうだが……。男らしさが微塵も感じられない、しどろもどろの“逆ギレ会見”となった。  11月7日、千葉県の森田健作知事は、台風15号が千葉市に上陸した翌日の9月10日、県庁から約30㎞離れた芝山町の自宅に立ち寄っていたことを明らかにした。  会見では、批判のきっかけとなった『週刊文春』の「台風被害の最中に『公用車で別荘』疑惑」という記事について、「あれは自宅です」と反論。  台風の被害状況を「私的視察」するために一時帰宅したと釈明したが、災害対策本部が設置されたこの日の午後、早々に庁舎を引き揚げるや、被害が大きかった県南部ではなく、県北東部にある自宅まで公用車で移動。私用車に乗り換えて、周辺の富里市や酒々井町などを30~40分かけてクルマのなかから視察したという。 千葉県 台風15号は千葉県全域に大きな被害をもたらした。君津市で高圧鉄塔2基が、市原市ではゴルフ練習場の鉄柱が倒壊。千葉県全域で停電や断水が長期化する事態となったが、台風が上陸した当日に森田知事が登庁しなかったことや初動対応の遅さに批判の声が上がっていた。 「東日本大震災のときに液状化現象による被害をクルマのなかから視察し、役に立ったので、今回も視察しようという思いがあった……」  森田知事は「私的視察」に向かった理由をこう説明したが、’11年の震災当時、市域の86%が液状化する被害に遭った浦安市の市長を5期務めた松崎秀樹氏は冷ややかな目で見る。 「あの発言に浦安市民のすべてが怒っていますよ。なぜなら、あのとき森田知事が浦安に視察にきたのは震災から100日以上たってからのことで、知事曰く、『私的視察』の一環でタクシーに乗って回ったとのことでした……。  当時、浦安市では多くの住宅が傾き、上下水道が寸断されたが、道路も液状化による冠水・陥没した箇所が多く、そんな場所を回ってくれるタクシーがあるのか? と不思議に思ったのを覚えています。  今回、対応が後手後手に回ったのも知事の怠慢からくるもの。本来、知事は市町村長から基礎自治体の意見をくみ取り県政に反映させるものだが、千葉の市町村長は森田知事にほとんど会えないのです。  県庁のある千葉市役所でさえ、知事は2期8年間でたったの1回しか訪れていない。面会を申し入れても秘書課職員は『忙しい』の一点張り。年間141日も休んでいるのにです」

『ウルトラマン』と陰口も

 松崎氏の話を裏付けるように、ある県庁職員は「登庁して3分でお帰りになられたことがあるので『ウルトラマン』と陰口を言う職員もいます(苦笑)」と話すほどの徹底ぶりだ……。過去に千葉県議や佐倉市議を務めた大野博美氏が話す。 「政策にまったく通じていない知事が自分の言葉で話すことができないのは、県の議会関係者なら知らない人はいない。だから、議会答弁でも事務方が用意した原稿をそのまま読むだけ。  議会の外でも、知事と面会する人には県秘書課の職員が『知事には政治的な質問はしないでください』と釘を刺しているくらいです。  公私混同も甚だしく、知事に初当選後、所属芸能事務所の社員2人を特別秘書や政策アドバイザーとして働かせています。報酬は税金で賄われているのに報告義務がないので、情報公開請求を出していたのですが、今に至るまで回答はありません」
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