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「#帰省ブルー」がSNSで話題、“帰省できない”ことが憂鬱な人も…

 年末年始と言えば、多くの人が実家に「帰省」するはずだ。独身であれば「結婚はどうなっているのか? 恋人はいるのか?」と親から詰問を受け、親族からは「仕事は何をしているのか? 年収は?」と詮索される。さらには親戚の子供たちにお年玉をあげなければならないという、地獄のような帰省を憂鬱に思う人も少なくないかもしれない。いま、ネット上では「#帰省ブルー」というハッシュタグまで散見される。
正月

※画像はイメージです。以下同

 それぞれの実家ごとに謎のしきたりや帰省時の気まずさは異なるかもしれない。今回は帰省したくない男性、そして帰省したくてもできない男性のエピソードを紹介する。

祖母主催! 第二次世界大戦時代のトランプゲームを一日中やらされる

 神奈川県に住む後藤宏史さん(36歳・仮名)は「嫁の親族は20人以上いて誰が誰だかわからないので……毎年帰省は億劫です」と話す。  色々とツッコミどころ満載だが、そもそも嫁の実家の親族はなぜそんなに多いのだろうか? 「嫁のいとこのほか、じいさんばあさんと昔ご近所さんだったという独り身のばあさんたち3名が、“親族同然“として年末年始の集まりにも参加しています。なので必然的に人数が多くて……。その独り身のばあさんたちは、結婚式にも親族枠で参加していますね。さらに嫁のいとこにもそれぞれ子供たちがいるので、全部合わせると25人ぐらいいるんじゃないかな……いや、もっといるかも」(後藤さん、以下同)  まさかの、「独り身のばあさんたち」によりカサ増しされていた、約25人もの親族。地方であれば、家族や親族のほか、ご近所さんまで参加することもあるのだろうが、都心部では珍しいだろう。ともあれ、そんなに大勢で名前と顔は一致するのだろうか? 「嫁側の親族たちとは5年以上の付き合いがありますが、もはや途中で覚えるのを諦めました。最近ようやく覚えたような気もしますけど、やっぱり久しぶりに会うと名前を忘れていることが多いですね。なので、適当にごまかし続けてます」  さらに、年末年始の帰省時には、とある地獄の「恒例行事」があるという。 「ばあさん主催のトランプゲームです。どうやら戦時中の兵隊たちがやっていたもので、ばあさんたちは子供の頃にやっていたらしく、手書きの点数表まで駆使して競うのですが……僕は1年に1回しかやらないので、いまだにルールが覚えられず。少し覚えては忘れて、少し覚えては忘れて……今に至ります。  1回で参加するのは8人ぐらいなので、参加していない大人は子供たちと遊んでいたりします。僕は1~2回ぐらい参加したら、その後は酒に酔ったふりをしてゴロゴロしています」  ババ抜きなどの普通のトランプゲームなら世代を超えて盛り上がることができそうだが、戦時中の兵隊たちがやっていたルールも覚えられないものとなると、なかなかキツイ。年末年始が億劫な理由はそれだけではないという。 「“お年賀交換会”というのがあります。お年玉とは別に、お歳暮みたいなもので、集まる親族の全員分用意しないといけないんで毎年何にするか悩みます。1世帯あたり2000円~3000円ぐらいのものを買うんですが、11世帯分あるので3万円ぐらい吹っ飛びますね……」 「夫の実家に帰省したくない」と嘆く妻は多いが、環境によってはその逆も十分にあり得るのだということが後藤さんの話からうかがえた。
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帰省したくてもできない人も
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