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防災情報もアップデート。火事のとき濡れたハンカチで…は古い/鴻上尚史

生きのびるために防災情報もアップデート

ドン・キホーテのピアス TBSの新番組『グッとラック!』に出演していたら、防災の最新知識という特集をしていました。きっかけは、小学生達が抜き打ちの避難訓練をされた時、校庭にいた生徒達が「地震だ!」の声とともに一斉に教室に走り込み、机の下にもぐったことでした。 「地震が来たら机の下」と教えられましたね。でも、グラウンドにいる場合は、教室に戻るのはとても危険です。なるべく壁から離れてグラウンドの中央に集まるのが正解なのです。  昔は、火事になったら濡れたハンカチやタオルで鼻と口を覆って、姿勢を低くして這うように逃げろと言われました。  今はとにかく急いで逃げろ、です。タオルを濡らしたり、四つんばいになったりしないで、とにかく速く走れ、です。タオルやハンカチを濡らすと、じつはとても呼吸しにくくなるし、そもそも濡らす手間と時間があるなら、とっとと逃げろ! となったのです。 「地震が来たらトイレに逃げろ!」も、今は間違いと言われています。トイレに入ってドアが開かなくなるケースが出てきたからです。  今は、「廊下に出ろ!」となります。何も置いていない廊下が一番安全なんだそうです。 「地震だ、火を消せ!」も、今では「その必要はない。とにかく身の安全を!」です。今は、震度5以上の地震が起こると、ガスは自動的に止まるようになっています。  浴槽に水をためて、トイレの流す水に使うのも、今はNGです。実際の地震の時に、お風呂の水を流して、逆流したり漏水したケースがありました。下水管が破裂していたり、亀裂が入っていたりするからです。大きい時はどうするかというと、簡易トイレや携帯トイレがおすすめです。  これらの知識は、リアルな地震や火事、災害に遭遇してアップデートされているのです。
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その時々で臨機応変の対応を
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