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ドラマ『テセウスの船』の黒幕探しが過熱、予想は超大穴のあの人物…

 最終回を目前に竹内涼真主演のドラマ『テセウスの船』(TBS系・毎週日曜21時~)が盛り上がっている。15日に放送された第9話の平均視聴率はなんと14.9%(ビデオリサーチ調べ・関東地区)という高視聴率をマークしたのだ。
テセウスの船

画像:テセウスの船公式サイト(TBS)

 本作は週刊漫画誌『モーニング』(講談社)に連載されていた東元俊哉氏による同名漫画が原作。竹内演じる主人公の田村心が自身が生まれる前に、警察官だった父が起こしたとされる音臼小での青酸カリ大量殺人事件の謎を追い、事件直前にタイムスリップ。そこで若き日の父親・佐野文吾(鈴木亮平)と出会い、ともに事件の真相を探る本格ミステリーである。

黒幕探しで大盛り上がり

 実は原作の犯人は例の音臼小無差別殺人事件の被害者で当時小学6年生の加藤みきお(柴崎楓雅)であった。2020年現在は木村みきお(安藤政信)と姓を変えただけでなく、事件の後遺症で下半身不随。車椅子生活を強いられていたが、それがフェィクという驚愕の展開に。だが、実はあるときのドラマのPRイベントで原作者から「原作とは違う犯人になる」と明かされていたこともあり、SNSでは回を追うごとに真犯人探しで盛り上がってきたワケだ。  そしてそれに追い打ちをかけるように第8話の段階で事件を陰で操る共犯者の存在が明らかに。さらに登場する村人全員が怪しい素振りをするため、ネット上では「黒幕はいったい誰?」とばかりに真犯人探しが過熱する一方なのだ。  その有力な真犯人候補名が挙がっているのが、音臼小の校長・石坂秀夫(笹野高史)、音臼小教員・木村さつき(麻生祐未)、農家の徳本卓也(今野浩喜)、村のまとめ役で商店店主・井沢健次(六平直政)そして元県会議員・田中義男(仲本工事)の息子・正志(霜降り明星・せいや)といった面々。中には2020年からタイムスリップしてきた大人のみきお説を唱えるものもある。そしてこの“大人のみきお”説は後述する理由で可能性があると考えるが、犯行に加わっていても事件の黒幕まではいかないのではないか……。そこでここはちょっと変わった視点から『テセウスの船』の真犯人を考えてみたい。以下が犯人とされる要件を備えた人物と思われる。 ●その1 金丸茂雄刑事転落死について  ユースケ・サンタマリア演じる金丸刑事。心や文吾とともに事件捜査に当たるが、第3話のラストで崖から何者かに突き落とされて転落死してしまった。ただ、その人物と落ち合った際に「よぉ!」と呼んでいることから、その相手は年下か同年代でかなり金丸と親しい間柄といえる。もしくは同じ職業とも考えられるのだ。 ●その2 スタンガンの入手先は?  第8話のラストシーンで真犯人はスタンガンで文吾を気絶させたあと、少年のみきおまで手にかけようとしていた。だが、作中で音臼小での青酸カリによる大量殺人事件が起きたのは’89年(平成元年)3月。実はこの時代にまだスタンガンは今ほどメジャーな存在ではなかった。要は’89年の音臼村でスタンガンを容易に入手出来る存在はかなり限られるということなのだ。ということは国家権力である警察組織or自衛隊に所属する人物が浮上する。  もしくは未来から持ち込まれた可能性も捨てきれない。そうなると、心だけではなく、大人になったみきおも未来から過去にタイムスリップしていると考えられるワケだ。ただ、そうなると気になるのが最終回の予告編。そこで佐野文吾が「お前だったのか!」と言い放つ場面があるのだが、文吾は大人になったみきおのことを知らない。つまりその相手は顔見知りに限られるワケだ。大人になったみきおが犯行に手を貸していることは考えられるが主犯ではないと思われる。 ●その3 佐野文吾のワープロ偽装&青酸カリを埋めたのはいつ?  第9話のラストで一連の事件の容疑者として逮捕されてしまった文吾。その決め手となったのが、駐在所のワープロの中にあった“犯行記録”と裏庭に埋められていた“青酸カリ”であった。つまりこの偽装工作がいつ行われたのかも一つのポイントなのである。実はこの回の冒頭で意識不明で重体のみきおが発見されている。それを文吾の犯行と疑った警察が佐野家の家宅捜索をしているのだが、そのどさくさに紛れてワープロを偽装したり、庭に埋めることは可能と考えられるのだ。  しかも“犯行記録”が保存されていたファイル名は“駐在日誌”。警察関係者なら交番勤務の警官が駐在日誌を書いていることは誰でも知っているハズ。つまり、ここでも警察関係者が怪しくなるワケだ。

筆者の“黒幕大胆予想”

 以上の3点から犯人は警察関係者。そしてそれは森清彦刑事(加治将樹)と大胆に予想する。“黒幕は誰だ!”の相関図にいない人物ではあるが、それは制作サイドによるフェイクのような気が。何気に制作スタッフがいう「犯人は最初から出ている人物」にも当てはまるからだ。この森刑事、心が過去から1度現在=2020年に戻ったときにはすでに故人となっていたが、独自に音臼小事件について調べていた。それはつまり本当に文吾が犯人なのか疑わしい点があったからと考えての行動というのが普通なのだが、どうも調べただけで文吾の無実の可能性に言及したくだりがないのだ。  それはつまり、自身が証拠を残していなかったか確かめるためではなかったのか。この森刑事が黒幕で子供のみきおと未来からやってきた大人のみきおが手を貸していると踏んでいる。ただ、仮に森刑事が主犯だとすると動機が不明なのだ。
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犯行動機は?
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