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ホテルへ女性社員から誘われたのに、セクハラされたと訴えられた!どうしたら…

―[修羅場の突破術]―
 平穏な日常にある日突然“修羅場”が訪れる。見て見ぬフリをしているだけで、誰もが常にそんなリスクと隣り合わせで生きている。一寸先は闇、人生の落とし穴にハマったとき、生還できるかどうかの分岐点はどこにあるのか? 修羅場を突破する秘策がここにある!

誘惑してきた女性社員が、翌日、人事部に駆け込む

セクハラ

※写真はイメージです

●伊藤智英さん(仮名・43歳)/金融業  取引先との会議が終わり、同行していた25歳の女性社員から誘われて大衆居酒屋に入りました。仕事の愚痴から始まり、彼氏との悩みを語り始め……。22時くらいかな、お店を出たら彼女が腕を組んできたので、そのままホテルへ。ただ、翌日出張だったので寝ている彼女を置いて先にホテルを後にしたんです。これで気を悪くしたのか、出張先に会社から「セクハラされたと訴えている」と連絡が。今は自宅待機を命じられ、妻にもバレてドロ沼です。 ===  露骨なセクハラは自業自得だが、伊藤さんのように女性から好意があると確信しても、セクハラと叫ばれるリスクはゼロではない。そんな場合、どう突破すべきなのか? 弁護士の浅野英之氏はこう語る。 「セクハラしていないなら断固として否定すべきです。ただ、虚偽の告発でも会社が被害者の言い分を完全に信じ切ってしまうと、『事実を認めれば今回限りは処分しない』『セクハラを容認したら会社側が示談にするよう説得する』など、取引を持ち掛けてくることもあります。この場合、『大事に至らず事が収まるなら』と認めてしまう男性は少なくありません。しかし、認めた内容をもとに処分がなされる可能性はゼロとはいえません」  こうした場合、パワハラ同様に身の潔白を証明する必要がある。 「LINEやメールの履歴、食事の際のレシートや旅行のチケット、レストランスタッフの証言など、冤罪を証明する証拠を集める。ただし、セクハラと告発された言動が事実だった場合、不快にさせた行為に関しては弁護士を通じて謝罪しましょう」  気分を害したことが発端なら、誠意が突破口となりえる。だが、「セクハラを疑われること自体、脇が甘い」とは弁護士の岡野武志氏。 デート「女性社員とのサシ飲みなんて言語道断。旅行土産や誕生日のプレゼントを気に入ったコにだけあげるのもNG。社内コミュニケーションとしてやるなら、男性社員にも平等にプレゼントを贈るべきです。セクハラから身を守りたいなら、この世に社内でのワンチャンなどないと悟ることが肝要です」  安易に手近な女性に手を出せば、手痛いしっぺ返しが待っている。

<セクハラ認定の突破術>

1:冤罪ならば、会社との取引には断固として応じるべからず 2:セクハラの意思がなくても言動が事実なら弁護士同席で謝罪すべし 3:どんなに魅力的な女性社員がいても、ワンチャンなど絶対にあり得ない 【浅野英之氏】 弁護士。弁護士法人浅野総合法律事務所代表。セクハラ、パワハラなど、労働問題を専門とする。共著に『社労士・弁護士の労働トラブル解決物語』(労働新聞社)など 【岡野武志氏】 弁護士。アトム法律事務所代表。お笑い系社会派ユーチューバーとしても活動。著書に『ユーチューバーはじめての法律相談所』(デザインエッグ社) <取材・文/週刊SPA!編集部 イラスト/神林ゆう>
―[修羅場の突破術]―
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