「カメラを止めるな!」最新作は全てリモートで制作、上田慎一郎監督を直撃
ミニシアターは「育ての親」、救う一助に
――先ほどミニシアターを救う一助にしたいと言っておりましたが、上田監督にとってミニシアターとはどんな場所ですか?
上田監督:「カメラを止めるな!」はミニシアター(小規模映画館)2館から始まった作品です。ミニシアターの協力なにしは、「カメラを止めるな!」はここまで広がりませんでした。育ての親です。日本で公開される映画は、年間で1300本近くあり、そのうちの約1000本がミニシアターで上映されています。インディーズ映画からドキュメンタリー映画に至るまで、上映作品は多種多様です。ミニシアターから上映が始まって、メジャーになる作品もあります。映画界にとっても、映画人にとっても土台となるような大切な場所なんです。
――ただ、政府は現在、損失補償に関して難色を示しています。現状をどう感じていますか?
上田監督:映画業界の有志が声をあげ、先ほどのCF(クラウドファウンディングス)だけではなく、「#SaveTheCinema 『ミニシアターを救え!』プロジェクト」の署名活動も行っていました(署名活動は14日で終了。15日、政府に提出された)。困窮にあえぐミニシアターが倒れれば日本映画界の発展に大きな影響を及ぼすと感じるからこそ、支援を求める要望に賛同しました。
ビデオ会議で台本読み合わせ「新鮮で面白い!」
『カメラを止めるな!リモート大作戦!』先日キャストスタッフでリモート打ち合わせ&台本読みをやりました。こりゃなかなか新鮮!
— 上田慎一郎 (@shin0407) April 15, 2020
撮影はこれから。ビデオ通話画面の録画やキャストによるスマホ自撮りで行っていきます。やるぞー!#カメ止め #リモ止め #リモート映画 pic.twitter.com/8su3OovXs4
――撮影状況を教えてください。 上田監督:先日キャストとスタッフに呼び掛け、ビデオ会議での打ち合わせと台本の読み合わせをしました。現場がないという中で映画制作が進行していくことに新鮮さを感じ面白かったです。撮影はこれから2つに分かれて行います。1つはビデオ通話を駆使した撮影と、もう1つは各キャスト自らの撮影です。自分のスマホ画面で撮った演技について、僕がOKかNGか判断します。NGだったら再度撮影してもらい、できあがった映像をつなぎ合わせて20分の短編作品にしたいと思います。 ――エキストラの募集も発表される。 上田監督:これまで「カメラを止めるな!」シリーズを上映してきて、お客さんと一帯となってブームを作ってきたと感じています。参加型の映画としてみんなで一緒になって作りたいです。 ――最後に改めて作品への意気込みを教えてください。 上田監督:作っているスタッフ、キャストもどんな作品になるかと良い意味でわくわくしています。作品が完成するのが待ち遠しいです。 <取材・文/カイロ連>
新聞記者兼ライター。スター・ウォーズのキャラクターと、冬の必需品「ホッカイロ」をこよなく愛すことから命名。「今」話題になっていることを自分なりに深掘りします。裁判、LGBTや在日コリアンといったマイノリティ、貧困問題などに関心あります。Twitter:@hokkairo_ren
1
2
【関連キーワードから記事を探す】
この記者は、他にもこんな記事を書いています




