菅田将暉が老若男女から好かれる理由「おもしろそうなことは全部やってみる」
異性に好かれる俳優は山ほどいる。でも、いま、菅田将暉ほど老若男女から好かれる俳優はいないはずだ。演技派俳優として多数の映画やドラマに出演、CM「au三太郎シリーズ」での鬼ちゃん役でも注目された。昨年の紅白歌合戦にはアーティストとして登場。ラジオ『オールナイトニッポン』では、そのトーク力で性別を問わず幅広いリスナーから支持を集めている。
中島みゆきの名曲「糸」を題材にした主演映画『糸』の公開を控えた彼に、自身を囲む人々の縁や作品にかける思いを聞いた。
――昨年度週刊SPA!の年末恒例企画「好きな男・嫌いな男」ランキングで、菅田さんは「部下にしたい男」で見事1位に輝きました。
菅田:同性の人生の先輩方に「部下にしたい」と言っていただけるのは、ありがたいです! 確かに最近、新幹線や飲み屋で、見知らぬ年上の男性から「あれ、観たよ」「あの作品良かった」と話しかけられることが増えたんですよ。わざわざ声をかけてくれるのは、何かしら胸が打たれる部分があったからだと思うので、すごくうれしいことですね。
――菅田さんは、俳優はもちろん、歌手やラジオMC、写真家、映画監督など活動の幅も広いですよね。
菅田:知らないことを知るのが好きなんです。結果がダメならダメでもいいので、「おもしろそうだな」と思うことは一度全部やってみます。
――好奇心が旺盛なんですね。
菅田:ただ、意外と自発的に始めたものはないんですよ、俳優業もラジオも歌も写真もそう。「一緒にやろう」と声をかけてくれる人との出会いがあって成り立ってます。
――映画『糸』も、まさに「人との出会い」が軸となった作品です。菅田さんは、リーマンショックや東日本大震災などを経験しながらも、北海道に住み、結婚、子どもの誕生、子育てを経験する青年を演じられています。
菅田:今回の作品では、「普通」であることに全振りしました。役柄の個性に自分が酔っちゃいけないとずっと注意してました。僕が演じたのは「いま自分が置かれた環境で生きていくしかない」と思っている青年の役だったので、彼が一生住み続けると決めた北海道という舞台から、キャラクターを作っていきました。
意外と自発的に始めたものはないんです
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