エンタメ

菅田将暉が老若男女から好かれる理由「おもしろそうなことは全部やってみる」

映画を通じて、みんなで気持ちを共有できる

――役作りで意識されたことは? 菅田:特に意識したのは北海道の景色になじむような「見た目」です。僕はもう東京の生活が長くて都会人になってしまっているから、普段の見た目では「菅田将暉感」があるというか、タレント然としすぎてしまって、観ているお客さんが作品に入り込めなくなってしまう。  たとえば髪形にしても、前髪がウネウネしてセットに時間がかかるような髪形ではなくて、ほぼヘアメイクがいらない素朴な短髪ヘアにしました。これについては、僕のバンドのドラマーが北海道出身で短髪なので、彼の髪形を参考にしましたね。 ――主人公が「平成」という時代に翻弄される「普通の青年」だったからこそ、観客が自分ごとのように感情移入できるような気がしました。 菅田:そうですね。作中、僕の幼なじみ役として登場する成田(凌)が「普通に生きたいだけなんだけどな、神様よ!」って言うシーンがあるんですけど、最近、そういうどこにぶつけていいかわからない怒りみたいなものが年々社会に増えている気がするので、やっぱこういう作品は大事ですよね。映画を通じて、みんなで気持ちを共有できるから。 ※4/21発売の週刊SPA!のインタビュー連載『エッジな人々』から一部抜粋したものです 【Masaki Suda】 ’93年生まれ。大阪府箕面市出身。’09年『仮面ライダーW』でデビュー。’17年映画『あゝ、荒野』で日本アカデミー賞最優秀主演男優賞を受賞。映画『糸』が近日公開予定。『キネマの神様』『花束みたいな恋をした』などの作品が公開を控える 取材・文/藤村はるな 撮影/松田忠雄 ヘア&メイク/AZUMA(M-rep by MONDO-artist) スタイリング/二宮ちえ 衣装協力/DAIRIKU/4K[sik]/NIKE SPORTSWEAR/NIKE/SAWL
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週刊SPA!4/28号(4/21発売)

表紙の人/ 菅田将暉

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