仕事

コンビニ店員のボヤキ「汚いお金に触れて大丈夫?」と訊ねる客が驚きの行動に…

レジが長蛇の列でもセルフレジはガラガラ

お金

現在レジではお金のやりとりはトレーを通して行われている

 最近はセルフレジが各店舗に普及した。客とスタッフがお互い接触せずに済むのでなるべくそっちを使って欲しいと思っている。  ちなみにアルコール、タバコなど未成年が買う可能性のあるものはダメで、コーヒーや代行収納などスタッフが必要な商品には使えない。  セルフレジの支払いは、ガイダンスに沿って進んでいくだけなので、一度やればかなり簡単だ。現金は使用不可だが、ポイントカード、交通系ICカード、クレジットカードなど、あらゆるものに対応している。筆者自身も普段はドリンクひとつをコンビニで購入する際は、パスモが早いのでそうしている。  とはいえ、ほとんどの人は操作方法が不安なのかもしれない。  ある時、レジは混んでいて長蛇の列だった。一方、セルフレジは誰も使っていない。実際、列で待っていた客の順番になると、水やドリンクひとつ、スポーツ新聞を一部だけとか。しかもパスモ清算なのだ……。  なぜセルフレジを使わないのだ、並ばなくてもいいのに、と心の叫びもある。  キャッシュレス決済を使えば還元されるキャンペーンが頻繁に開催されているのでお得だ。それなのに、現金の支払いが多いことに驚かされる。お年寄りや子どもならわかるが、なぜ若い人まで現金なのか?  チリも積もれば、なのかもしれないが、お金持ちそうな人はだいたいキャッシュレスである。それはさておき、コロナ禍の現在、客もスタッフも現金に付着するウイルスが気になっているので、早くキャッシュレスだけになってほしいと思っている。

「汚いお金に触れて大丈夫?」と聞いてきた客が…

 スタッフは現金に触れるため、常に手洗いやアルコール消毒を欠かさない。筆者は隙あらば消毒しているが、そんな時、たまに来る年配の女性客が声をかけてきた。 「店員さん、お疲れ様ね。人との接触が多くて危険だけど大丈夫?」  ねぎらいの言葉をもらい、うれしくなった。さらに、女性客がこう続ける。 「お金は汚いけど、扱っていて大丈夫なの?」  筆者が手洗いや消毒をこまめにしていることを伝えると、「そんなに消毒していて手は荒れないの?」と聞いてきた。大丈夫だと返し、会計の金額を告げると、その女性客は汚れたお札を出してきたのだ。  そこは現金じゃないだろ! と筆者は心の中で叫んだ。<取材・文/浜カツトシ>
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