わずか1分で登録完了! 使い方が簡単なわりにメリットが大きいアプリ
ヨーロッパやアメリカでは既に流行しているビジュアル探索ツールの「Pinterest(ピンタレスト)」。日本でもユーザーが増え始めていて、本格的に流行る兆しを見せている。しかも、写真を投稿する必要がないので気軽に始めることができ、ビジネスアカウントでは自社アイテムの売り上げ増や、ウェブサイトの流入増にも役立つという。
ただ、具体的に何から始めればいいのかが分からないという人も多いのでは。そこで、Pinterest Japan 広報担当の高橋氏に使い方について教えてもらった。本記事を見ながら実際にやってみてほしい。
使えば使うほど生活習慣・志向にカスタマイズしてくれる
「登録の仕方は至って簡単です。メールアドレスを入力後、自分の気になるトピックを選択するだけ。あとは気に入った写真をどんどん保存してください」
実際に筆者もPinterestのアプリをダウンロードしてみると、
メールアドレスを登録→好きなトピックを5つ選択→おすすめの写真が表示される→気に入った画像を保存
の流れで、1分もかからずに登録ができた。
画像・コンテンツはピンと呼ばれる
なかには、気に入った画像を保存していくだけで何のメリットがあるのかと思う人もいるだろう。
「たとえば、ネイビーのスーツが欲しい人がいるとします。すると“ネイビースーツ”というボードを作成し、そこに気に入ったネイビースーツの画像を保存していきます。すると、Pinterestがその人の好みを判断して似たようなネイビースーツの画像をオススメしてくれるようになります。また、画像から保存元サイトにアクセスできるので、新しい情報や気に入ったスーツを購入できます」
SNSを使っているインフルエンサーや、媒体を持つ企業にとってもPinterestは有用だ。
「PinterestにSNSのコンテンツを投稿することも可能です。画像なので言葉がそれほど必要なく、世界中からアクセスされます。さらなるオーディエンスの獲得も可能です」
ビジュアルでアイテムを検索できるのがPinterestの強み
Pinterestはユーザーからのフィードバックを反映した便利な機能を随時追加している。たとえば、“ズームイン機能”や“レンズ機能”といったものだ。
「右下の虫メガネマークをタップすると、その商品の類似画像が出てきます。これが“ズームイン検索”です。また、“レンズ機能”は実際にあるものをカメラで撮影すると、それに似た写真を検索できます。たとえば、花の名前が分からないときにその花にカメラをかざして“レンズ機能”で検索することもありますね。お店で気に入った椅子があったときには、“レンズ機能”で探して、似たようなビジュアルの椅子を購入することも可能です」
今までは文字で検索するのがメインだったが、ビジュアル検索の機能の精度の高さには驚く。
また、Pinterestがすでに広まっているヨーロッパでは、“ピンコード”というQRコードに似た機能がよく使用されている。
「“ピンコード”はQRコードのようなものです。ビジネスアカウントを持っていればすぐに発行できるものでして、オフラインの店舗などのキャンペーンでよく使われています。海外ではよくスーパーマーケットで使用されています。商品のそばにある“ピンコード”をカメラにかざすと、その商品を使ったレシピが検索できます」
日本でも“ピンコード”が使用されたケースが徐々に増えてきている。
「
東急ハンズと家具メーカーのカッシーナ が過去にやっていたのですが、商品の隣に“ピンコード”を置いておくと、その商品の具体的な使用例をPinterestで見ることができます。あとは売りたい商品がたくさんあるのに店舗に並べきれないというときにも、“ピンコード”をかざせば他の商品とともに紹介できる。Pinterestをオンライン上のショールームのような感覚で使って頂きました」