仕事

最低賃金の仕事しかない…失業中にコロナ流行、43歳派遣男性の不幸

やっときまった仕事も時給はほぼ最低賃金

 あてにしていた失業保険が入らず、銀行口座からお金だけが出ていく日々。実家ではやることもなく、テレビをつければ不安を煽るようなコロナ関連のニュースばかり。うつ病寸前まで追い込まれた斉藤さんは再就職もままならず、ゴールデンウイーク直前に派遣会社経由でやっと仕事にありつくことができた。 「半導体工場の検品作業なのですが、時給は1000円。県の最低賃金と数十円しか変わりません。毎日残業ありの11時間労働というキツい条件でしたが、それでも本当にありがたかった」  しかし手取りは20万円ほどで、借金や生活費の支払いで口座残高はあっという間に数百円に。そんな彼の救いになったのが、5月末に振り込まれた10万円の特別定額給付金だった。 「実家暮らしなので、入金されたのは父親の口座なんですけどね。節約生活で1万円札は持たないようにしていたので、久々に手にした『諭吉』なので嬉しい。半年ぶりに居酒屋に飲みに行けました」  奇しくも不幸の連続から、小さな幸福を喜ぶようになった斉藤さんであった。 <取材・文/週刊SPA!編集部>
―[コロナ禍と人生]―
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年収100万円で生きる-格差都市・東京の肉声-

この問題を「自己責任論」で片づけてもいいのか――!?
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