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我々は野蛮人を目にした。中井徳太郎環境事務次官と石原宏高副大臣だ/倉山満

石原宏高環境副大臣がツイッターで愚かな発言を繰り返して炎上

 ところが中井次官はどうか。どういう了見か知らないが、「国民から炭素税を巻き上げる」と宣言した。一般にはほとんど報道されていないが、ここまで読んだ方なら、事の重大性を理解できよう。実際、ツイッターでは「#中井次官の免職を求めます」のハッシュタグで大炎上だ。  これに石原宏高環境副大臣がツイッターで愚かな発言を繰り返して炎上にガソリンを注いでいる。  曰く、 「即罷免は行き過ぎではないか」 「中井次官の発言は観測気球かもしれません」 「炭素税は環境庁の宿願です」 「宿願は温暖化対策の事です」 「炭素税をやりたいと言ったわけではないので次官は発言を撤回する必要はありません」  ……この御方、ご自分が何を仰っているのか理解されていないようだ。  繰り返すが、官僚が「税」について公の場で訴えること自体が、矩を超えているのだ。  政治家も官僚も支配者ではない。何回選挙をやっても自民党が勝つので、何をやっても許されると勘違いしているのではないか。  手始めに制裁を下す相手がいる。  #中井次官の免職を求めます 写真/朝日新聞社
1973年、香川県生まれ。救国シンクタンク理事長兼所長。中央大学文学部史学科を卒業後、同大学院博士前期課程修了。在学中から’15年まで、国士舘大学日本政教研究所非常勤職員を務める。現在は、「倉山塾」塾長、ネット放送局「チャンネルくらら」などを主宰。著書に『13歳からの「くにまもり」』など多数。ベストセラー「嘘だらけシリーズ」の最新作『嘘だらけの日本古代史』(扶桑社新書)が発売中

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