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大阪ミナミで時短営業の要請…飲食店、キャバクラ、街の様子は?

キャバクラの現在。旅行、出張客は?

 今回の時短営業は酒を提供する店が対象となっており、バーやスナックは休業を決めた店も多いというが飲食店は工夫しながら営業しているようだ。一方、キャバクラはどうなのだろうか。コロナ前は盛況を見せていた昼キャバに勤務する女性に話を聞いた。 「コロナ前は大阪に旅行や出張で来てくれるお客さんが多かったのですが、最近はさっぱりですね。あと元々、飲みに来てくれていたホストや飲食店の人もコロナ不況のせいか、最近見かけなくなりました。こちら側も事情が分かるだけに『飲みに来て』とは言いづらいですね。今回の時短営業で同業者のお客さんは、ますます来なくなると思いますよ。  幸い、うちの店では出勤削減などはないのですが、大学生のキャストは授業が遅れているのかあまり出勤していません。うちの店も本来なら22時閉店なのですが、20日までは20時閉店で営業します。接客していない時間は時給減額されることもあるので、給料は月20万ほど。1人暮らしでも遊ばなければどうにかやっていけるかな……という感じですね」  戸惑う声が多い一方で、工夫をしてやっていくしかないという考えが多いのは関西人ならではなのかもしれない。夜は確かに静かではあったが、ミナミの活気は消えていないようにも感じた。<取材・文/カワノアユミ>
東京都出身。20代を歌舞伎町で過ごす、元キャバ嬢ライター。現在はタイと日本を往復し、夜の街やタイに住む人を取材する海外短期滞在ライターとしても活動中。アジアの日本人キャバクラに潜入就職した著書『底辺キャバ嬢、アジアでナンバー1になる』(イーストプレス)が発売中。X(旧Twitter):@ayumikawano
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