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プライベートは“外に出る系”の女優・井桁弘恵「家でじっと…ができなくて」

お芝居もバラエティも、全部、全力でがんばりたい

――今後、チカラを入れてみたいジャンルってあります? 井桁:そうですね、難しいな。本当に、いろいろなところで求められるように、その場その場で毎回ベストが尽くせればいいなと思ってます。すごくバラエティに呼ばれるようになったからといって、お芝居の方で呼ばれなくなったらそれはそれで悔しいですし、だから求められている以上は、全部、全力でがんばりたいなっていう。

桝アナを見て、プロだなぁって

――会ってみたい方はいます? 井桁:綾瀬はるかさん!お肌、綺麗じゃないですか。綾瀬さんに会ったことがある方に聞いたら、もう良い話しか聞かない。すごい素敵な方っていう印象があるし、綾瀬さんが出られてる映画が好きなのもあって、お会いしてみたいです。  お会いできて嬉しかったのは、桝太一アナウンサー。桝アナウンサーは『ZIP!』でお会いして、本当に優しい方だし、すごく素敵だなぁと思って。桝さんの人柄の良さと仕事の凄さっていうのを生で見ることができて良かったなって思います。  例えば、緊急地震速報が出た時の対応……スイッチの変わり方、非常時と楽しいコーナーの時との切り替えとか気配りとかもホントすごいなと思って。あれはたぶん、現場に行って見ないと分からないじゃないですか?テレビで観ても、もちろん伝わりはするんですけど、その裏ですごくチェックして調べてる姿とかが格好良くて、なんかプロだなあって思いました。 井桁弘恵――生放送はどうでした? 井桁:『ZIP!』の中で私が時報を言うところがあって、ホントにカンペ2行とかなんですよ。もう覚えられるくらいの分量なのに、ハァハァ……ってなって、緊張していたのはすごく覚えてますね。  担当をやらせてもらうのは嬉しいことなんですけど「はー、きたー」「私の時報、きたー」と思って。その時はカンペを見るのも苦手だったんですけど、担当した1年間を経て、どのタイミングで見たらいいのかっていうのがなんとなくなんですけど、分かってきた気はします。 ――井桁さん自身の出演した番組は観ますか? 井桁:基本は観るようにしているんですけど、ちょっと不安な時は、こう(※目線をそらすポーズ)流してます。流しつつ「はー、こんな感じね」っていう……分かるんですよ、やらなきゃいけないし、観て反省しなきゃいけないのは分かるんですけど。(バラエティ番組で)あそこは使われなかったんだみたいなのを考えたりとか、あそこはこういう風に繋がったんだみたいなのは、サラっと観るようにはしています。  でも「あれ?あそこ、なんか私しゃべってたよなあ」「あー、無くなってるー」と気づくと「わあ…」とは思いますね(笑)。やっぱだめかあ、厳しいなあって思ったりします。もっと、さらに素が出せればいいなあとは思いますね。 井桁弘恵******impression******  彼女のアクティブなキャラクターや、バラエティなどへの向き合い方へ迫ってみた。インタビューをしたこの日の夜に、ボクがプロデュースしている番組logirl『小川紗良のさらまわし』へも出演してもらった井桁さん。そこでは大学の同級生だった女優・小川紗良さんとの共演を果たしている。  インタビュー時よりもさらに、彼女の素顔が垣間見える感じで、女子同士、より等身大の“懐かしトーク”が繰り広げられた。ふたりが知り合ったきっかけ「入試の時に可愛いコを見つけて、このコとは絶対友達になろうと、井桁さんから、いきなり声をかけに行った」というエピソードからは、まさにアクティブな井桁さんのキャラが伺えたり。  この収録前の楽屋へ伺った時、ボクが担当であることを知らなかった彼女のリアクションは、決して大袈裟に驚くでもなく、ちょい困惑の笑顔を見せながら「…え?デジャヴ?!」。素の表情と、バラエティ的に完璧なコメント……これはもう120点フルマークです。 【井桁弘恵(いげた・ひろえ)】 1997年2月3日生まれ。福岡県出身。早稲田大学人間科学部卒。上京後、本格的に芸能活動を開始。2017年『ZIP!』リポーター、2018年「ゼクシィ」11代目CMガールなどを務める。2019年『仮面ライダーゼロワン』に、仮面ライダーシリーズ初の「スタート時点から登場する、女性ライダー」“刃唯阿”として出演。9月21~22日には、日生劇場での舞台“三島由紀夫没後50周年企画『MISHIMA2020』”『橋づくし』への出演を控えている。 取材・文/鈴木さちひろ 撮影/山田耕司
武蔵野美術大学大学院卒。テレビ朝日にて番組等のプロデュースを行なう。ほか、作詞や脚本の執筆、舞台の演出・プロデュースなどを手掛ける。
本連載の企画方針は「♯0」をご覧ください。
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