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相模原市長の“暴力団密接交際者”献金問題。忘年会リストに記載された「政治家Xの名前」を独自入手

暴力団密接交際者A氏の関与が噂される神奈川ビジネス

●相模原共同病院建設工事疑惑 建設工事入札(’19年3月4日)において、A氏が当時衆院議員だった本村氏に口利きを依頼し、本村氏が同病院の院長に繋げたとされる。その後、A氏は昵懇の設計会社を通じ、大手ゼネコンと裏取引を結んで工事を落札させた疑いがある。 ●県立体育センター改修工事受注疑惑 ’20年4月に終わった同体育センターの改修工事は、設計をA氏と関係の深い設計会社、工事を大手ゼネコンが受注したが、その一次下請けとして神奈川での実績に乏しい滉王が入っていたことが明らかに。その設計会社は滉王忘年会の常連。 ●相模原市A&A事業にも関与? 市内の麻溝台・新磯野第一整備地区土地区画整理事業(通称A&A事業)を、地中障害物の処理計画の問題を理由に、本村氏は市長就任直後の’19年6月に停止。市議会では「この案件にも滉王が絡んでいるのは?」と疑う声も。

本村相模原市長とA氏と暴力団の接点

 本村市長は直接、暴力団との接点はなくとも、かつて秘書を務めた叔父の本村和喜元参院議員にはあった。  その接点は、’91年8月に和喜氏が急逝して表面化した。葬儀の場に暴力団関係の金融業者が駆けつけ、和喜氏が抱えてた借金1億6000万円の返済を強く迫ったのだ。  本村市長とA氏の関係は、和喜氏の死後に深まったとみられるが、その関係が表ざたになった騒動もある。’13年に浪人中だった本村市長はA氏とともに、全日本柔道連盟の会長と前強化委員長を背任罪で刑事告発したのだ。  東京地検は嫌疑不十分で不起訴処分としたが、当時の全柔連会長は辞任に追い込まれ、日本は国際柔道連盟理事の座を失うこととなっただけに、本村市長とともに告発したA氏の異質さが際立った。 <取材・文/栗田シメイ>
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