ド底辺キャバ嬢の名古屋旅。人気の宗教公園でひとり寂しく撮影会
東京や大阪からアクセスしやすいと、Go Toトラベルで名古屋が人気急増中だという話を聞いた。名古屋といえば、筆者も仕事やトークイベントで年に2、3回は訪れる地だ。
今回、宿泊したのは名古屋栄にあるホテル。スーペリアシングル 2泊通常8460円のところ、「Go Toトラベル」利用で5499円とかなりオトクに予約でき、地域共通クーポンは1000円分。14平米の部屋でベッドはセミダブル。デスクとベッドの間には余裕があり、窮屈感なく作業することができた。
職業柄、やはり気になるのは夜の街の状況ということもあり、夕食がてらに散策開始。コロナの影響がまだ引いているのか錦の人出は多少あるものの少し寂しい雰囲気。東京や大阪はだいぶ元に戻ってきた印象があるが、名古屋の夜は特に影響を受けているのかもしれない。コロナが収束するまで店自体を閉業にしたり、営業時間を短縮する店も増えているのだそう。町が元の賑わいを取り戻すのにはもう少し時間がかかるか。この日はガールズバーに行って帰ることにした。
翌日は、今回の観光の目玉……ともいえる名古屋市内から電車で1時間ほどの日進市へ。日進市は歴史が古く奈良・平安時代の窯業生産地であった「猿投山西南麓古窯跡群」や、戦国時代に豊臣秀吉と徳川家康陣営の間で行われた「小牧・長久手の戦い」の岩崎城の地として名を残している。
そんな日進市にある「五色園」は、宗教法人大安寺が所有する日本唯一の宗教公園。約20万坪の広大な敷地の中には、鎌倉時代に生きた仏教化・親鸞聖人の生涯を再現する100体以上の等身大像が立ち並んでいる。一見、普通の自然公園のような道を進んでいくのだが、少し脇にはコンクリート製の人形が至るところに並んでいてなかなかシュールである。
地元の人いわく夏は観光客が多いのだが、この日は平日で客は自分のみ。しかも、朝から雨が降っていたので人形がびしょ濡れになっていて少し不気味な雰囲気……。土がぬかるんでいるので隠れている人形の場所に辿り着くのも一苦労、写真をセルフで撮るのも一苦労! すべての人形を見つけるのには2~3時間はかかりそうだが、どうにか回ることができた。
今回も某イベントで行くことになり、せっかくなので「Go Toトラベル」で2泊して名古屋旅を満喫することにした。
名古屋のガールズバーに行く
シュールな人形と私
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東京都出身。20代を歌舞伎町で過ごす、元キャバ嬢ライター。現在はタイと日本を往復し、夜の街やタイに住む人を取材する海外短期滞在ライターとしても活動中。アジアの日本人キャバクラに潜入就職した著書『底辺キャバ嬢、アジアでナンバー1になる』(イーストプレス)が発売中。X(旧Twitter):@ayumikawano
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