更新日:2020年11月12日 17:32
仕事

Uber Eats配達員の出稼ぎ旅、3日間のアカウント停止の「意味がわからない」

いまだ停止されたままのアカウント

彦根城

彦根城の天守閣は意外とコンパクトだ

 31日目。ゲストハウスをチェックアウトすると、彦根城を観光してから京都に向かった。彦根ののどかでシュールな街の雰囲気は気に入っており、できればもう少しのんびりと滞在したいところだった。が、ウーバーの配達エリアでない場所にそう長く滞在するわけにはいかなかった。  琵琶湖を右手に眺めながら自転車を走らせた。日差しを溶け込ませた湖面の煌めきの中を水鳥が黒いシルエットになって悠然と泳いでいく。自転車を止めて見入ってしまいたくなるような美しい光景だったが、そこから吹き付ける風は氷のように冷たかった。  夕方頃に京都に到着し、清水五条駅近くの「サンチャゴゲストハウス京都」にチェックイン。とりあえずここに5泊予約していた。  翌日からすぐにこの京都でウーバーの配達を始めたいところだった。が、登録都市の変更の申請をしてからもうすでに3日も経っているのに僕のアカウントはいまだ停止されたままになっていた。前回、東京から名古屋に変更したときはほんの数時間で利用できるようになったというのに、今回はいったいどうしたのだろうか。残金も少なくなってきているのですぐにでも配達を始めなければまずいのだが……。 【29日目】 <支出> 食費:1623円 宿泊費1泊分:1099円 合計:2722円 <収入> 0円 残金:1万5464円 【30日目】 <支出> 食費:2115円 宿泊費1泊分:3000円 合計:5115円 <収入> 0円 残金:1万349円 【31日目】 <支出> 食費:1541円 宿泊費5泊分:3730円 彦根城の観覧料:1200円 合計:6471円 <収入> 0円 残金:3878円 <取材・文/小林ていじ>
バイオレンスものや歴史ものの小説を書いてます。詳しくはTwitterのアカウント@kobayashiteijiで。趣味でYouTuberもやってます。YouTubeチャンネル「ていじの世界散歩」。100均グッズ研究家。
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