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「電車のつり革には触れない」辛坊治郎が語る“繊細すぎる自分”との付き合い方

無理に人付き合いをしなくていい

――つまり、辛坊さんであっても今なお人付き合いは苦手だと。 辛坊:そのとおり。今でも収録後の反省会などには顔を出しません。でも、かろうじて社会生活は営めています。だからこそ、僕は繊細さゆえに人間関係に悩んでいる人には「無理に人付き合いをしなくていい」と言いたい。 他人の言う“普通”になろうと頑張らなくていいんです。僕も今でも苦手ですが、こちらの繊細さをなんら気にしない変わり者がたった数人いたことで、これまで絶望せずに生きてこられた。あなたの周りにも、そんな人が必ずいるはずです。

ヨットで太平洋を横断中に遭難した際も多くの批判が

――メディアに出る以上、批判の矢面に立たされることもしばしば。繊細な感受性の持ち主としてどう対処しているんですか? 辛坊:’13年にヨットで太平洋を横断中に遭難した際も、救助に国費が投入されたことで多くの批判が寄せられました。事実に基づかない誹謗中傷や不法行為は法的手段を取りますが、そうでない感想や意見レベルは、その人たちにも言論の自由がある。だから批判は基本的に遮断して見て見ぬふり。 こんなこと言うとまた叩かれますが……「救助にかかった費用くらいの税金は毎年納めているんだぞ」と言い聞かせて気を保ったり。とにかく「勝手に言っておけ」の精神で可能な限り意に介さないよう努めています。 でも本音を言えば……今でも究極の理想は、誰とも喋らず、忖度もせず、批判もされずひとり海の上にいること。近い将来、太平洋横断に再挑戦したいと思っているんです。 =====  長年付き合ってきた繊細さを受け入れ、「普通にならなくても生きていける」と力強く語る辛坊氏。繊細さを生きづらさとするか、辛坊氏のように受け入れ“強み”とするかは紙一重。まずは繊細さを受け入れてこそ、強くなれるのだ。 辛坊治郎【辛坊治郎氏】 ’56年生まれ。早大卒業後、読売テレビにアナウンサーとして入社。同社の報道局解説委員長などを務めたのちにシンクタンク設立。現在は『辛坊治郎 ズーム そこまで言うか!』(ニッポン放送)などでキャスターを務める <取材・文/週刊SPA!編集部> ※週刊SPA!11月10日発売号の特集「繊細すぎて生きづらい!」より
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週刊SPA!11/17号(11/10発売)

表紙の人/ 加藤シゲアキ

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