木原瑠生 & 小野莉奈 & YOASOBIに聞いた「何ものにも代え難いもの」
映画『たぶん』が11月13日に公開される。その中の一編として描かれる「ササノとカノン」に出演する木原瑠生と小野莉奈、そして主題歌を務めるYOASOBI(Ayaseとikura)に「何ものにも代え難いもの」を聞いた。
些細なことで少しずつ“ズレ”を感じ、別れを選んだササノ(木原)とカノン(小野)。カノンが最も大切にするソファーを巡って口論する。二人の価値観の相違が浮き彫りになる切ない場面だ。
「直感で」とikuraが挙げたのは、『可愛い嘘のカワウソ』のぬいぐるみ。「友達がUFOキャッチャーで取ってくれたもので、それがあまりにも可愛い。まるで生きているかのように愛でるくらい、今一番大事な存在です。LINEスタンプもカワウソで、とにかく可愛くて癒しになっています」とうっとり。
Ayaseは、ボカロPとしてリリースしたデビューEP『幽霊東京』を挙げる。発売と同時に即完した思い出のCDだ。「この世に1枚しかないというわけではないけれど、私物として1枚ずっと持っていて、部屋にも飾っています。自分にとって音楽家としてはじまりになったし、YOASOBIの活動にも繋がった。思い入れも含めて、何ものにも代え難いものかもしれません」と明かす。
一方、さっぱりとした性格の木原は物に対する執着はあまりないという。「好きなものはあるけれど、それが壊されても『しかたないか』と思ってしまうタイプ。好きなものを失ってしまったとしても、いずれまた見つかるだろうと楽観的に考えてしまう。僕にはまだ失って悲しいというものはないかもしれません」と演じたササノに似てクールな一面をのぞかせる。
ソファーを汚され、ササノを諭すように怒るカノンを演じた小野は「何ものにも代え難いもの…とはズレるかもしれませんが」と前置きしながら「私は白いシャツや白い靴が好きで、そこに染みや汚れのつく瞬間がイヤです。染みや汚れがついたら綺麗に拭いたりすればいい話ですが、私としては汚れが落ちたとしても、その白は元の白ではないと思ってしまう。なので白いものは極力汚さないようにしています」と、何ものにも代え難い感性を口にする。
人には「何ものにも代え難いもの」が一つくらいはある。物なのか気持ちなのか、それは人それぞれあるだろう。小説を音楽にするユニットYOASOBIが楽曲化した原作小説をベースに、3組の男女がコロナ禍で紡ぐ恋愛模様を描いたYOASOBI・ikuraの、今一番大事な存在は『可愛い嘘のカワウソ』のぬいぐるみ
若手俳優の注目株である、木原瑠生と小野莉奈の「何ものにも代え難いもの」
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1984年生まれ、映画好きフリーライター!インタビュー、取材、レビュー、オフィシャルカメラマン、オフィシャルライター
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タイトル:映画『たぶん』
公開日:2020年11月13日 (金)公開
監督:Yuki Saito 脚本:岸本鮎佳 原案:しなの
出演:木原瑠生 小野莉奈 / 寄川歌太 吉田美月喜 /北林茉子 黒澤はるか・めがね 糸川耀士郎
主題歌:YOASOBI「たぶん」
企画・製作:ソニー・ミュージックエンタテインメント
制作プロダクション:and pictures
配 給:イオンエンターテイメント 宣 伝:スキップ (C)ソニー・ミュージックエンタテインメント
公式サイト:https://monogatary.com/tabun_movie/
Twitter:@tabun_movie
TikTok:@tabun_movie
STORY
【ササノとカノン】
大きな物音で目覚めるカノン。別れたササノが部屋を整理しに帰ってきていた。同棲を始めた時、「私たちは変わらない」そう思っていたのに些細なことで少しずつ“ズレ”を感じ、別れを選んだ二人。大学はオンライン授業になり、就職活動を控える中、将来を真剣に考えるカノンと楽観的なササノ。どうしてこうなったの?悪いのは彼なのか、私なのか。たぶん……。
【川野と江口】
サッカー部の川野とマネージャーの江口はビデオ通話をしていた。今頃、最後の大会を迎えているはずだったが、今年は自粛により中止に。努力が報われないまま、憂鬱な受験の話をしていた。通話を切ると川野のラインにチームメイトから江口が東京へ引っ越すと知らされる。3年間チームと自分を支えてくれていた江口のことを思い、気づくと川野は自転車で走り出していたー。
【クロとナリ】
インテリアデザイナーのナリは彼氏のクロとなかなか連絡が取れず、直接家を訪ねる。インターホンを押すとクロが出迎えるも、玄関にはヒールの靴が。アリサと名乗る女性は編集の仕事をするクロの元同僚。オススメのDVDを届けにきたという。クロのことが大好きなナリは動揺を隠せずその場で言い合いになってしまう。こんなにも好きなのに……。
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