カーライフ

巨大化したBMWの鼻穴はラーメンで考えればわかる

新型218iグランクーペ

 それよりも私のココロに刺さったのは、新型218iグランクーペでした。BMWのなかで一番小さい、ウルトラ地味なセダンです。  私は現在、BMWの定番3シリーズセダン(先代)を足グルマにしているのですが、カウンタックを買って以来、先代3シリーズの中途半端なカッコよさに不満を感じていました。その点、2シリーズグランクーペは、デザインがなんともオッサンくさく、ぜんぜんカッコよくないところがイイ! エンジンも3気筒の1.5リッターターボが地味に力持ちでフィーリング良好!  FFなので室内も広い。いわばBMWの素のラーメンだ。カウンタックがあまりにも満漢全席なので、こういうのに強く惹かれます。人間、毎日フォアグラ食ってたら死んじゃいますから。
オートクラブ

218iグランクーペは369万円~。1.5リッター3気筒ターボエンジンや2リッター4気筒ターボエンジンのガソリンモデル以外に、2リッター4気筒ディーゼルターボエンジンもラインナップ。オッサンポルシェならぬ、オッサンBMWであります

【結論!】

 今回、非常に気に入った218iグランクーペですが、ごく近い将来、中古車市場で大変お安く買えそうな予感がビンビンします。3年後には定価の半額でイケるのではないか! 安くてうまい素のラーメン歓迎!
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BMW 2シリーズグランクーペ

1962年東京生まれ。慶大法卒。編集者を経てフリーライター。『そのフェラーリください!!』をはじめとするお笑いフェラーリ文学のほか、『首都高速の謎』『高速道路の謎』などの著作で道路交通ジャーナリストとしても活動中
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