カーライフ

EVの良し悪しは価格次第? 今買うなら最高級か最安がいい理由

ポルシェ謹製か? 中国製か?

「EVって、どれに乗っても航続距離とか乗り心地とか大差ねえべ!」みたいに思っている人、その認識はもう古いですよ! BMWi7のような高級車はもちろん中国最大手まで、気づけば日本にもいろんなEVが進出中。かつては金太郎飴みたいだったEVにも個性が出てきたのです。こうした流れは、古典的カーマニアも無視できません!
オートクラブ

BMWi7

永福ランプ(清水草一)=文 Text by Shimizu Souichi 池之平昌信(流し撮り職人)=写真 Photographs by Ikenohira Masanobu

輸入車のEV比率は日本でも10%超え!! 両極の2台に乗ってみた!

永福:EVは我々古典的カーマニア最大の敵だけど、ついに日本でも売れ行きが伸び始めたよ! 担当K:確かEVの販売比率って1%ぐらいでしたよね? 永福:2022年は急激に伸びて2%ぐらい。なかでも輸入車の伸びがすごい。軽く10%を超えてきた! 担当K:そんなにですか! 永福:輸入車に限れば、EVの販売比率は、ヨーロッパと大差なくなってるんだよ! 担当K:でもなんか、魅力的なEVって少ない気がするんですけど……。 永福:国産・輸入を問わず、EVのスタンダードは、航続距離400㎞ぐらいのSUVタイプで、値段は500万円強。どれもこれも似た感じで、乗ってもあんまり違いがわからないよね。
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EVのポルシェは…
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1962年東京生まれ。慶大法卒。編集者を経てフリーライター。『そのフェラーリください!!』をはじめとするお笑いフェラーリ文学のほか、『首都高速の謎』『高速道路の謎』などの著作で道路交通ジャーナリストとしても活動中

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