カーライフ

グリルの巨大化が止まらない!BMW顔面考察

巨大化が止まらない、BMWのグリルはあり? これはドイツのアルファードだ!

『走れメロス』では、邪智暴虐の王にメロスは激怒しましたが、守旧派カーマニアは巨大化するBMWのアイコン・キドニーグリルに激怒(悲しんでいる説も)。しかも同じEV(電気自動車)でもグリルがないテスラと違い、BMWはEVでも巨大グリルなんですよ! これはデザインの迷走か? それとも革新か? 巨大化が止まらないBMWのグリルについて考察しました!
オートクラブ

THINK ABOUT BMW DESIGN

永福ランプ(清水草一)=文 Text by Shimizu Souichi 池之平昌信(流し撮り職人)=写真 Photographs by Ikenohira Masanobu

守旧派カーマニアはまたまた激怒した

 BMWの巨大キドニーグリル攻勢が止まらない。スポーツカータイプのZ4や8シリーズは、横に長い鼻の穴にする一方で、7シリーズやX7では、そのまんまシンプルに鼻の穴を巨大化。そしてM4や4シリーズでは、縦に巨大化した鼻の穴を採用し、「うげぇ」「なんだ、ありゃ」「BMWは終わった……」と、多くのカーマニアを絶望の淵へ追い込んだ。  しかし、自動車デザインにうるさい永福ランプは、「キドニーグリル縦の巨大化」を絶賛。「これこそ新しいBMWのアイコンのあり方だ!」との予感を抱いた。  そして昨年11月に登場した、BMWの新型EV「iX」を見て、予感は確信へと変わった。それはまさに縦に巨大なキドニーグリル。EVゆえにグリルと言っても空気を吸入する機能はなく、グリル風に見えるゴールドの網目模様は、文字通りの模様に過ぎない。まるで鼻の穴を誇示するかのようなデザインは、怒ったドラえもんのようで、どこかユーモラスだが威圧感も十分だ。これはもう「ドイツのアルファード」と呼ぶべきかもしれない!  が、このiXの顔に、元BMWオーナーの守旧派カーマニア・担当Kは激怒した!
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