カーライフ

巨大化したBMWの鼻穴はラーメンで考えればわかる

カウンタックの呪縛

 新型BMW4シリーズのグリルが、こんなにも巨大化してしまいました! しかも今度は横ではなく縦に巨大化。一見、豚の鼻ですが、よく見ればハートマークにも見えます。エリートの乗り物BMWのデザインで、これってアリなのか? 実物を見ないと何とも言えないので、買ったばかりのカウンタックに乗って対面してきました!
オートクラブ

BMW M440i xDrive

永福ランプ(清水草一)=文 Text by Shimizu Souichi 池之平昌信(流し撮り職人)=写真 Photographs by Ikenohira Masanobu

鼻穴を巨大化させたBMWの選択は正しい! でも欲しいのは、ウルトラ地味なBMW

 BMWの試乗会が箱根で開催されると聞き、買ったばかりのランボルギーニ・カウンタックで向かいました。  かつて新型車の試乗会会場と言えば、箱根が定番だった。箱根のクネクネした山道で、その極限性能を試すのがモータージャーナリストの重要なお仕事だったのです。  時は流れ、国民のみなさまはスピードに興味がなくなり、ましてや箱根の山道を限界領域で飛ばして、操縦性がああだこうだ語るなど狂気の沙汰に。いつのまにか、箱根で開催される新型車試乗会は激減しました。  しかし、それでも箱根の山道はカーマニアの聖地。「買ったばかりのカウンタックで向かうべきはやっぱり箱根!」と思って勇躍出発したのですが、カウンタックの運転は疲れる。フツーに走ってるだけで魔物に精気を吸われるように疲れる。到着したころにはクタクタでした。 オートクラブ
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新型4シリーズクーペに試乗
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1962年東京生まれ。慶大法卒。編集者を経てフリーライター。『そのフェラーリください!!』をはじめとするお笑いフェラーリ文学のほか、『首都高速の謎』『高速道路の謎』などの著作で道路交通ジャーナリストとしても活動中

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